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「全銀ネット」とは?「全銀システム」との違いは?簡単に解説!

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最近話題となった「全銀ネット」とはなにか正確に答えることができる人は少ないのではないのでしょうか。

今回は「全銀ネット」、「全銀システム」についてわかりやすく解説したいと思います。

「全銀ネット」とは?


全銀ネットとは、「全国銀行資金決済ネットワーク」の略称で、日本の金融機関間の送金や決済をオンラインで行うシステムを運営する一般社団法人です。

そのシステムは「全国銀行データ通信システム」と呼ばれ、通称「全銀システム」とも呼ばれます。

「全銀ネット」というネットワークではなく、「全銀ネット」は「全国銀行資金決済ネットワーク」という会社名なんですね。

先日、全銀ネットでのデータ通信障害がありましたが、公式ホームページにて対応状況などについてなど随時発表されていますので、心配な方は公式ページをご覧ください。

>>全銀ネット公式ホームページ

全銀システムとは

全銀システムとは、全銀ネットが運用している銀行間の取引を行うオンラインシステムのことです。

「全国銀行データ通信システム」、通称「全銀システム」は、全国銀行内国為替制度に加盟する銀行間の内国為替取引に関する通知の送受信、および当該取引によって生じる銀行間の為替決済額の算出・清算などを集中的に行うオンラインシステムのことで、わが国の決済システムの中核として大きな役割を果たしています。

全銀システムは、1973年の稼動開始以来、運用時間中にオンライン取引を停止したことがない安全性・信頼性、国内のほぼ全ての金融機関が参加している広範なネットワークにもとづく利便性、稼動開始当初から世界に先駆けて即時入金を実現した先進性が挙げられます。

銀行間を安全に取引できるようにするために生まれたシステムなんですね。

また、概ね8年毎にシステム更改を行っており、2019年11月から、第7次全銀システムが稼動を開始したそうです。

第7次全銀システムは、第6次全銀システムの機能・構成を継承しつつ、安全性・信頼性の更なる向上を図り、収容能力・処理能力の増強、サイバーセキュリティ対策の強化を行ったほか、電力消費量の削減を行ったものとなっているようです。

モアタイムシステムとは

全銀システムは、平日日中の内国為替取引に対応する「コアタイムシステム」と、平日夜間・土日祝日の内国為替取引に対応する「モアタイムシステム」によって構成されています。

情報技術の発展や経済活動の多様化等に伴い、平日夜間や土日祝日においても銀行への即時入金ニーズが増加していることを踏まえ、平日日中帯に対応した従来の全銀システム(コアタイムシステム)とは別に、平日夜間や土日祝日に対応した「モアタイムシステム」を、2018年10月から稼動しました。

モアタイムシステムによって、銀行振込の24時間365日化が実現しているんですね。

今では銀行支店に行って振り込み取引などをするよりも、ネットバンキングの方が簡単にできるので、利用者はこれからも増えるのは確実ですよね。

全銀ネットには安全性やスムーズに取引ができるようにこれからも頑張っていただきたいです。

まとめ

全銀ネットとはネットワークの名称ではなく、「全国銀行資金決済ネットワーク」という会社名でした。

全国の大切な銀行のお金を扱う会社なので、その責任はとても重大ですが、これからも私たちが安全に使用できるようにがんばって開発していってほしいですね。

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