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「コンセンサス」という言葉を聞いたことはありますか?
金融や投資業界を初め、様々なビジネスシーンにおいて「コンセンサス」という言葉を耳にする機会が増えてきたことと思います。
しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、その「コンセンサス」という言葉について解説します。
目次
「コンセンサス(consensus)」の意味とは?
「コンセンサス」は日本のビジネスシーンにおいて主に「一致した意見」という意味で用いられています。
「コンセンサス」は英語の「consensus」で「同意」、「一致」や「総意」を意味する言葉です。
「コンセンサスを得る」とは?
ビジネスシーンではよく「コンセンサスを得る」「コンセンサスを取る」または、上司などから「コンセンサスを得ておくように」などと使われることがあります。
これは「同意を得る」という意味になります。
また、コンセンサスは複数人からの総意や一致といった意味合いがあります。
ですので個人での同意などには使わず、全員、複数人の意見が一致しているという時に使うのが一般的です。
「オーソライズ」との違いとは?
似たような言葉で「オーソライズ」があります。
「オーソライズ」とは英語の「authorize」で、日本語では「公認する」や「承認する」という意味の言葉です。
「権威」や「許可」といった意味を持つ「authority」=「オーソリティー」の動詞形です。
「彼はこの道のオーソリティーだ」と言ったら「彼はこの道の権威だ」という意味になります。
ですが、「オーソライズ」は、あくまでも「権威のある組織などによる承認/許可/公認」です。
コンセンサス→「課長のコンセンサスは取りましたか?」
オーソライズ→「食品管理局にオーソライズしてもらう必要がある」
という使い分けが、分かりやすいと思います。
「コンセンサス」の使い方
「コンセンサス」とは、日本語で「同意」や「一致した意見」を意味する言葉でしたね。
ここでは、「コンセンサス」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。
【「コンセンサス」の使用例】
- マーケットコンセンサス
- コンセンサス方式
- コンセンサスレーティング
などがあります。
一つずつ、詳細を見てみましょう。
「マーケットコンセンサス」とは
「マーケットコンセンサス」とは、企業分析のプロであるアナリストの業績予想平均値を意味します。
金融や投資の世界では、これを単に「コンセンサス」ということがあります。
会社側が自ら発表する業績予想ではなく、株や経済のアナリストの予想によって算出された市場予想平均値ということですね。
代表的なものとして、金融情報サービス会社のQUICKが算出する「QUICKコンセンサス」があります。
「コンセンサス方式」とは
「コンセンサス方式」とは、一つの会議の進め方で、「全会一致で結論を出す」という方法です。
一般的な多数決による議事進行は、もちろん効率的ではありますが少数派の意見を無視していまうという欠点もあります。
全会一致で誰しも不満のない結論に導こうという方法です。
「コンセンサスレーティング」とは
「コンセンサスレーティング」とは、株式用語で「各企業のアナリストたちの評価の平均」を意味する言葉です。
もちろん一概には言えませんが、コンセンサスレーティングが高いということは、それだけ多くのアナリストが高く評価しているということになり、よい銘柄である可能性が高いと言えます。
英語でネイティブはどのように使う?
「コンセンサス」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。
英語圏でも「consensus」として、そのままの意味で使うことが出来ます。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「consensus」の英語例文
Ex 1) Have you already have a consensus with your manager on the project plan.
(もう、そのプロジェクト計画に関して上司の同意を取りましたか?)
Ex 2) There is no consensus among the community on this issue.
(本件について、そのコミュニティー内で総意を得ることはできませんでした。)
Ex 3) The boss asked us to reach a consensus who will present it in our team.
(上司は我々のチームから誰がプレゼンをするのか決めるよう頼みました。)
「コンセンサスを得る」は「reach a consensus」または「have a consensus」となります。
合わせて覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
金融や投資業界を初め、様々なビジネスシーンにおいて、頻繁に使われている「コンセンサス」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。
それらを通じて、「コンセンサス」という言葉を理解できたかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。