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言葉の意味と使い方

「真髄」「神髄」「心髄」の違いは?意味と使い方を解説!|例文つき

「真髄」「神髄」「心髄」の違いは?意味と使い方を解説!|例文つき

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「しんずい」という言葉は色々な漢字表記があります。

「真髄」「神髄」「心髄」、いずれも日常生活の中でも目にすることもあります。

これらの「しんずい」の違いとはなんでしょうか?

同じようなイメージですから、違いがわからない人も多そうですね。

今回は、「真髄」「神髄」「心髄」の違いは?意味と使い方を解説!|例文つきについてご説明いたします!

「真髄」「神髄」「心髄」の違いは?

「真髄」「神髄」「心髄」は、いずれも「しんずい」と読みます。

「髄」の字も同じですね。

非常に似ていますので、違いがなさそうに思えますが、それぞれの意味をまず確認してみましょう。

  • 「真髄」は「物事の中心・精神というべきもの。そのものの本質」
  • 「神髄」は「物事の中心・精神というべきもの。そのものの本質」
  • 「心髄」は真ん中にある髄。物事の中心となる大切なところ。心の中」

辞書的な意味は上記の通りで、つまり「真髄」と「神髄」は同じ意味であるということになります。

どちらも物事の根本的な要素、その道の重要な事柄を言います。

一方「心髄」だけは違っています。

三つの意味があり、まず「中心にある髄」という意味で、これは骨髄などを言います。

それから「物事の中心となる最も大事なところ」という意味があり、これが「真髄」「神髄」と重なっています。

さらに「心の中」という意味も持っています。

違いまとめ
  • 「真髄」「神髄」「心髄」は、「物事の中心となるところ」の意味では同じ
  • 「真髄」「神髄」は物事の中心となる精神、その道の奥義という意味がある
  • 「心髄」には「真ん中の髄」「心の中」という意味もある

という違いです。

「真髄」「神髄」の意味と使い方

「真髄」「神髄」は「物事の中心・精神というべき大切なところ。その道の奥義」という意味です。

どちらの字を書いても同じ、「しんずい」と読みます。

まず、「髄」というのは骨の中心にある骨髄ですが、そこから「最も重要な点、本質」という意味を持ちます。

「中心となる精神」ということで、「神髄」と表記するのが元々の形でした。

それが、「真」には「真実」など「本当のこと」という意味があるため、「真髄」とも書かれるようになったのです。

どちらも正しい表記で、今では主に「真髄」の方が多く使われています。

「真髄」「神髄」は、物事の最も大切で肝心なところ、そのことの本質、その道の奥義という意味で使う言葉です。

【例文】

  1. 有名企業の創業者に経営の真髄についてインタビューした。
  2. あの先生は日本画の真髄を極めた人だ。
  3. 世阿弥の『風姿花伝』には芸道の神髄が書かれている。
  4. 店主こだわりのスープを飲み、ラーメンの真髄を感じた。

「心髄」の意味と使い方

「心髄」は「中心にある髄」「物事の中心」「心の中」という意味です。

こちらも「しんずい」と読みます。

「心」の「髄」ということで、「心」にも精神や気持ちという以外に「中心」という意味があり、どちらの漢字も中心を表す字でできています。

「真髄」や「神髄」と同じような意味でも使えるので、「文化の心髄」「芸道の心髄」など、同じように使われることもあります。

また、「心髄」には精神的な中心というだけでなく、物理的な中心という意味もあります。

さらに「心の中」という意味でも使えますので、「真髄」「神髄」よりはいろいろな使い方をする言葉だということです。

【例文】

  1. 体の心髄にまで癌が広がっている。
  2. この部署が組織の心髄である。
  3. この料理のうまみの心髄は出汁にある。
  4. この曲を聴くと作曲者の心髄が伝わる。

「真髄」「神髄」「心髄」の類義語

「真髄」「神髄」「心髄」の類義語には次のようなものがあります。

【「真髄」「神髄」の類義語】

  • 奥義(学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄)
  • 極意(最も深遠な意味・秘訣)
  • 秘訣(人に知られていない最も効果的な方法)

「心髄」には広い意味があるので、次のような言葉も考えられます。

【「心髄」の類義語】

  • 本質(物事の根本的な性質)
  • 核(物事の中心)
  • 要点(物事の大切な箇所)
  • 枢軸(中心となる軸)
  • 心底(心の奥底)
  • 心根(心の大本をなす奥底)

まとめ

「真髄」「神髄」「心髄」の、それぞれの意味や違いについてお分かりいただけたでしょうか。

「中心」という意味では三つとも意味が重なっていますが、「心髄」にはいくつかの意味がありましたね。

ぜひ目にしたときに意味が理解しやすいように、それぞれ覚えておきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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