※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
新卒で入社して、分からないことがあっても質問できない状態だと途方に暮れてしまいますよね。
今回は新卒で入社し、3ヶ月で退社したRさん(27歳/IT関連)の体験談をご紹介します。
退職された後のことや、新卒で入社して3ヶ月辞めた感じたことも伺いました。
新卒で入社したが質問できる上司がいつも不在
新卒で電気関係の会社に就職し、事務の仕事をしていました。
しかし、業務は煩雑で一度聞いただけではとても分かるものではなく、尚且つスピードや効率も求められるものでした。
上司は外回りの仕事が多いため、分からないことや不安な点があった際も相談することが出来ず、どうしたら良いのか途方に暮れた日々を過ごしました。
しかも、直属の上司以外には私がやっている業務の内容を知っている人はいませんでした。
ミスをしてしまい、取引先の方や社内の方から嫌味を言われたことをきっかけに、体調を崩してしまい外に出られなくなってしまいました。
入社して1ヶ月で休職・3ヶ月で退職へ
入社してから約1ヶ月後の休職は、家族(親)にとっても少し衝撃的なものだったようです。
「もう少し頑張ってみたら?何か工夫できる点があるのでは?」
「仕事は思い通りにいかないことを乗り越えて成長していくものよ」
など、さまざまなアドバイスをされましたが、当時はプレッシャーが募るだけでした。
休職期間を経て、3ヶ月後に退職しました。
上司とは直接会わずに事務方だけで退職手続きを済ませてしまいましたが、こちらからお礼とお詫びのメッセージを書いて渡してもらいました。
退職して朝が来るのが怖くなくなった
退職してよかったことは、仕事のことで眠れず、食べれず、鬱々としていた気持ちが少し和らいだことです。
「朝が来るのが怖い」という気持ちもなくなりました。
しかし、
- 「本当にあれでよかったのだろうか?」
- 「また次の会社でも困難が起こった時に逃げてしまわないだろうか?」
- 「そもそも次の職場を決めることができるのだろうか?」
というような、短期退職ならではの悩みも抱きました。
親戚や友人などにも、
「もっと頑張ってみれば視界が開けたかもよ?」
とも言われたこともあり、私は間違った選択をしてしまったのか?などとも思いました。
「次がある」と安易に退職はよくない
転職活動はハローワークやその他専門機関を使って行ないました。
その都度、「なぜ3ヶ月で辞めてしまったのか?」ということを聞かれました。
「体調を崩してしまうくらい業務環境が合わなかったが、上司や同僚、お客さんなどとのコミュニケーションの取り方や相談の仕方などを学ぶことができた」
と、マイナスの面だけでなく、業務を通して得たことも伝えました。
2から3社面接をした後、アパレル関連の会社に採用して頂きました。
新卒3ヶ月で退職してしまったことを、今は後悔はしていません。
しかし、やはり「ただ嫌だから辞める」「他にも幾らでも会社はあるはず」などというような安易な気持ちでの退職はおすすめできません。
私のように、上司にきちんと挨拶をせずに退職してしまうということも、後に尾を引きます。
「つらくても頑張れ!」などと言える立場でもありませんし、そうは一概に言えない現状も知っていますが、
「その会社に入ってこれを得た」というものを一つでも掴んでおくと、今後の転職活動が楽になります。
また、短期で辞めてしまった理由を「人や会社のせいにせず」自分自身の問題として分析し、それを言葉にして伝えることも求められます。
困難を乗り越えていくという気持ちは、転職活動や仕事を続けていく以上、持ち続けなくてはいけないものだとも思います。