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「あの人はこの会社の生き字引だ」
この「生き字引」という言葉、使ったことがありますか?
あまり若い人は使わないかもしれませんね。
「生き字引」とはどのような人のことか、またいい意味で使うのか悪い意味なのかなど、詳しく調べてみました。
今回は、「生き字引の意味とは?褒め言葉?失礼になる?使い方を解説|例文についてご説明いたします!
「生き字引」の意味
「生き字引」は「見聞が広く、物事をなんでもよく知っている人」という意味です。
「字引」というのはいわゆる「辞典」や「辞書」のことです。
つまり、「生きている字引」=まるで辞書のようになんでも知っている人、ということなんですね。
とても物知りな人、博識な人のことを言います。
村一番のお年寄りで、昔のお祭りなどの風習に詳しい人を「○○爺さんはこの村の生き字引だ」などと言うのを小説や映画で見聞きしたことがないでしょうか。
現代では特に、会社や役所などで、長年勤めてきて過去の出来事や規則などについてなんでもよく知っている人を指して使うことが多いです。
>>「造詣が深い」とは?「造詣」の意味と使い方や語源!【類語・例文】
「生き字引」の使い方
「生き字引」は物事を何でもよく知っている人という意味で使います。
ある分野で長年の経験があって、昔のことまでよく知っている人。
雑学的なこともよく知っていて知識豊富な人。
このような、物事をよく知っている人を指して「生き字引だ」などと使います。
【例文】
- うちの祖母は町内一の物知りで、町の生き字引と言われている。
- この村の風習について、生き字引のような存在の老人に話を聞いた。
- 彼はこの会社の生き字引と呼ばれていて、困ったことは彼に聞けば何でも解決する。
- 彼女は会社の設立当初から勤めていて、経理部の生き字引である。
「生き字引」は褒め言葉?失礼になる?
「生き字引」は、物事を何でもよく知っている人という意味で使われますね。
「字引」という古めかしい言葉が入っていますので、「○○さんは生き字引だ」と言った場合、それは誉めているのか、それとも悪い意味なのかと迷ってしまう人も多いようです。
ですが、「生き字引」は褒め言葉です。
博識な人、物知り、その分野に精通している人……といった意味ですので、本来はいい意味で使う言葉です。
失礼な言葉ではないので、褒め言葉として「生き字引ですね」と言っても大丈夫です。
ただし、若い人や女性に対して使うと失礼だ、嫌だと思われることもあります。
「字引」は辞書や辞典のことを指す古い言葉です。
- 年寄り扱いされたように感じる
- 新しいことをたくさん知っている人に使うのは不適切に感じる
といったことがあります。
スマホで何でも調べられて辞書そのものをあまり使わなくなった現代ですから、「あなたは字引のようですね」と言われることで古いイメージになってしまうということですね。
- 「生き字引」は博識な人を指すいい言葉なので、年上の人や目上の人に使っても問題ない言葉です。
- ですが、古い、年寄りっぽい、という悪い印象を持たれることもあるので、使用する相手や場面には気をつけたほうが良い言葉です。
「生き字引」の類義語
「生き字引」の類義語には次のようなものがあります。
- 博識(広く物事を知っていること)
- 博学(広くいろいろの学問に通じていること)
- 碩学(学問が広く深いこと)
- 物知り(何でもよく知っている人)
- 博覧強記(広く書物を読んで多くの物事を知っていること)
- 歩く百科事典(さまざまな分野について知識があり何でも教えてくれる人)
- 知識人(高い知識や教養がある人)
「生き字引」が悪い意味に受け取られないかと心配な場合は、「博識ですね」とか「物知りですね」などと言い換えると安心ですね。
まとめ
「生き字引」は「生き字引」は「見聞が広く、物事をなんでもよく知っている人」という意味です。
長年の経験があったり、豊富な知識があったりして、何でも知っているというとてもいい意味の言葉ですね。
しかし、古めかしい、年寄りっぽいというイメージから、あまりよく受け取られないこともあります。
年配のベテランの方などに使うにはよいですが、若い人や女性に対しては別の言葉に言い換えるなど工夫して使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!