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「賢明」という言葉は、ビジネスシーンでもよく用いられています。
「賢明な判断だ」など、見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
「賢明」という文字のイメージからも、賢そうな良い意味であることはわかりやすいですね。
ですが、詳しい意味や使い方の注意点などを意識したことがある人は少ないのではないでしょうか。
今回は、「賢明」の意味と使い方!「賢明な判断」とは?目上の人に使える?|例文についてご説明いたします!
「賢明」の意味
「賢明」は「賢くて道理に明るいこと」という意味です。
「けんめい」と読みます。
「賢」は「かしこい」という字ですよね。
「かしこい」「才知や人格が優れている」という意味があります。
「明」は「明るい」のほか、「かしこい」「あきらかにする」といった意味があります。
「賢明」は賢く、物事の判断が適切であることを表す言葉です。
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「賢明」の使い方
「賢明」は賢い、物事の判断が適切であるといういい意味で使う言葉です。
「賢明だ」「賢明な○○」「賢明にも~」といった使い方をします。
「ケン」「メイ」という音読みの音からも、かたいイメージになりますのでビジネスシーンや文章中などでもよく用いられます。
「賢明」は、人が「賢い」という意味でも使いますし、ある考えや選択肢について「それが現状で最も適切である」という意味でも使います。
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「賢明な判断」とは?
「賢明な判断」は「賢くて適切な判断」ということです。
その状況において、最も適切な判断だということに、さらに賢いという評価も加わった意味です。
その場にあった適切な方法を考えついて判断を下すということですね。
その判断を下すまさにそのときには、それが「賢明な判断」かどうかはわからないかもしれません。
ですが、例えば後になって「あのときこうしておいてよかったな」と思ったときに「あれは賢明な判断だった」などと使えます。
あるいは、「こうするのが賢明な判断だろう」と適切な方法を提案するときにも使えます。
これも、ビジネスシーンでよく使う言葉です。
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目上の人に使える?
「賢明」は、賢くて適切な判断ができるという、いい意味ですね。
「賢明な人」は賢い人、「賢明な判断」は最も適切な判断ということなので、もちろん「賢明」は褒め言葉として使えます。
ただし、目上の人に使う場合は注意が必要です。
目上の人に対して「あなたは賢明ですね」「それは賢明な判断ですね」などと言うのは、目下が賢いかどうかを評価していることになるので、失礼にあたります。
目上の人はそもそも自分より賢いものであるとして、敬意をもって対応するのがマナーです。
目上の人に「賢明ですね」と直接的に評価することは避けるべきですが、例えば目上の人に「この案についてどう思う?」などと聞かれたときに「賢明なご判断だと思います」などと言うことは一般的です。
また、第三者に「あの方は賢明な方です」などと言うのも一般的です。
どうしても判断に迷ってしまう時は避けた方が無難かもしれませんね。
「賢明」の例文
- ここはいつも通りのやり方を選ぶのが賢明だ。
- 彼は実に賢明な判断をした。
- 彼女は賢明な人だから、最善の策をとるだろう。
- それは賢明なご判断だと思います。
- その件には触れないことが賢明だ。
「賢明」の類義語
「賢明」の類義語には次のようなものがあります。
- 聡明(物事の理解が早く賢いこと)
- 知的(知識・知性に富んでいるさま)
- 明哲(才知があり物事の道理に通じていること)
- 英明(才知があり物事の道理に通じていること)
- 利口(頭が良いこと)
- 利発(才知があって頭の回転がはやいこと)
- 聡慧(きわめて賢いこと)
「賢明」の対義語
「賢明」の対義語には次のようなものがあります。
- 愚昧(馬鹿で物の道理がわからないこと)
- 暗愚(道理に暗く愚かなこと)
- 愚鈍(頭が悪くのろまなこと)
まとめ
「賢明」は「賢くて道理に明るいこと」という意味です。
「賢明な人」「賢明な判断」「賢明だ」などと使います。
いずれにしても、頭がいい、適切な判断であるといった意味なので、いい意味の褒め言葉としても使えます。
目上の人に「賢明ですね」と評価を下すのは失礼になりますが、それ以外だとビジネスシーンでも何かと使いやすい言葉です。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!