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言葉の意味と使い方

「変転」の意味と使い方!「幾多の変転」とは?|例文つき

「変転」の意味と使い方!「幾多の変転」とは?|例文つき

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「変転する世相」

「幾多の変転」

このように使う「変転」という言葉があります。

少しかたい言葉なので、日常会話で使ったことがないという人も多そうです。

ビジネスシーンや文章中などではよく使われていますので、この機会にぜひ確認しておきましょう。

今回は、「変転」の意味と使い方!「幾多の変転」とは?|例文つきについてご説明いたします!

「変転」の意味

「変転」は「状態が移り、変化していくこと」という意味です。

「へんてん」と読みます。

「変」は「変化」の「変」、「転」も「転ずる」ということなので、変化していくという意味であることがわかりますね。

「変転」は状態や情勢が変化していくということを表す言葉です。

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「変転」の使い方

「変転」は状態が変化していくことを表して使います。

変化と言っても、例えば氷が溶けて水になるなどといったことではなく、物事の状態や状況が移り変わっていくということです。

世相、人生、境遇などが変化していくということを表して使います。

あまり気軽な会話の中では使わないかもしれませんが、ビジネスシーンや新聞、本の中などではよく用いられています。

名詞として「変転が」「……の変転」などと使うか、「変転する」などとして使います。

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「幾多の変転」とは?

「幾多の変転」は「数多くの変転」「何度も激しく移り変わる」ということを表します。

物事の状態・状況がどんどん変わるということです。

「幾多の変転を経て」「幾多の変転を乗り越えて」といった言い回しで、状況がどんどん変化する大変な時期を乗り越えたといった意味合いで使われることも多いです。

「遷移変転」とは?

「遷移変転」は、人気漫画のタイトルにも使われた言葉です。

これは「遷移」と「変転」に分けられます。

「遷移」は「移り変わること」という意味で、「変転」と同じですね。

「遷移変転」は物事が移り変わっていくことを強調する言葉ということになります。

バトルに次ぐバトルで毎回ハラハラドキドキの見せ場が続く……というような漫画のストーリー展開に合わせて使われた言葉なんですね。

「遷移」の意味はこちら▽
「遷移」の意味と使い方!「画面遷移」とは?「推移」との違いも解説|例文>>

「変転自在」は間違い?

「変転自在」という言葉を見聞きすることもあります。

ですが、「変転自在」は間違いです。

正しくは「変幻自在」です。

「変幻自在」は「現れたり消えたり変化したりが、自由自在であるさま」ということです。

「変幻」は幻のように現れたり消えたりするという意味の言葉で、それが「自在」であるということで、思いのままに変化して素早く消えたりまた現れたりできるということなんですね。

そこから、自分の意志で自由に変化できることや変わり身が早いことにも用いられます。

「変幻」が正しいので、「変転自在」は誤用ですから気をつけましょう。

「変転」の例文

  1. 我々はめまぐるしく変転する時代を生きている。
  2. 彼らは変転極まりない激動の時代を生き抜いた。
  3. 万物は変転し、永遠に変わらないものは存在しない。
  4. 幾多の変転を切り抜け、我が社は今年創立100年を迎えた。
  5. 幕末、明治維新の前後は日本の世相が最も変転した時代である。
  6. 彼女はさまざまな苦難に直面し、人生の変転を経験した人物である。
  7. 企業が成長していくためには変転する市場を見極めることが大切だ。

「変転」の類義語

「変転」の類義語には次のようなものがあります。

  • 遷移(移り変わること)
  • 変遷(時の流れと共に移り変わること)
  • 変動(変わり動くこと)
  • 推移(状態などが移りゆくこと)
  • 移り変わり(時が経つにつれて変わること)

「変転」の対義語

「変転」の対義語は特にありません。

「変転」は「移り変わる」ことなので、「移り変わることがない」という意味の熟語を挙げると次のようなものがあります。

  • 不変(変わらないこと)
  • 一定(決まっていて変わらないこと)
  • 不易(いつまでも変わらないこと)

まとめ

「変転」は「状態が移り、変化していくこと」という意味です。

世相、人生、境遇など、物事の状況や状態が変化していくということを表して使います。

状態が次々と別の状態に変化するというときによく使われます。

ビジネスシーンでもよく用いられている言葉ですので、ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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