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言葉の意味と使い方

「専心」の意味と使い方!「専念」との違いや「一意専心」とは|類義語・対義語

「専心」の意味と使い方!「専念」との違いや「一意専心」とは|類義語・対義語

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「学業に専心する」

「専心努力いたします」

「専心」という言葉は、ビジネスシーンやスピーチなどでもよく耳にすることがあるのではないでしょうか。

前後の文脈や漢字から、意味は分かりやすいかもしれませんが、きちんとした意味を確認しておきましょう。

また、「専念」と似ていますが、違いはあるのでしょうか。

今回は、「専心」の意味と使い方!「専念」との違いや「一意専心」とは|類義語・対義語についてご説明いたします!

「専心」の意味

「専心」は「そのことに心を集中して行うこと」という意味です。

「せんしん」と読みます。

「専」は「もっぱら」とも読みますね。

「もっぱら」「そのことだけをする」といった意味の漢字です。

「専心」は、心を一つのことにだけ集中すること、他に心を移すことなくそのことだけに励むことを表します。

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「専心」の使い方

「専心」は、心を一つのことに集中して行うという意味で使います。

多くは学問や研究などに集中して励むということを表して使われます。

  • 研究に専心する
  • 学業に専心する

のような使い方です。

ビジネスシーンでも使われることがあります。

  • 環境保護に専心する
  • よりよいサービスの提供に専心する

など、「~に集中して取り組み頑張ります」といったことを表して用いられることも多いです。

副詞的に用いることもあり、「専心努力する」など「専心○○する」の形で「心を集中して○○する」ということを表します。

「専念」との違いは?

「専心」は、心を一つのことに集中することです。

「専念」も同じように使われ、こちらの方が身近に見聞きする言葉かもしれませんね。

「専心」と「専念」は、同じ意味です。

どちらも特定のことに集中するという意味で使う言葉で、同じように使います。

「専心」の方がやや文章語的で、改まった場面や文章中で使うような言葉です。

>>「専念」の意味と使い方!「治療に専念・仕事に専念する」とは?|例文つき

四字熟語「一意専心」とは

「専心」を用いた四字熟語に「一意専心」があります。

「一意専心」は「他に心を動かされず、一つのことに心を集中すること」という意味です。

「いちいせんしん」と読みます。

「専心」と同じような意味ですね。

「一意」は「一途にひとつのことに心を注ぐ」という意味です。

「専心」は「心を一つのことに集中する」ですから、同じような意味の言葉を重ねた四字熟語ということになりますね。

中国の政治論文集「管子」に由来すると言われており、「意を一にし、心を専らにす」という文があり、これが「一意専心」のもとであるされています。

「一意専心」は「一意」と「専心」を合わせ、「一つのことに集中する」ということをさらに強調する言葉ということです。

座右の銘やスピーチなどでもよく用いられている言葉です。

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「専心」の例文

  1. 彼は生涯古代エジプトの研究に専心した学者である。
  2. 彼女は自分の仕事に専心し、成功をおさめた。
  3. 今後も専心職務の遂行にあたります。
  4. この仕事に専心努力する所存です。
  5. 一意専心して勉強に励んだので、志望校に合格することができた。
  6. 一意専心、社業の発展に全力を尽くす所存でございます。

「専心」の類義語

「専心」の類義語には次のようなものがあります。

  • 専念(心をそのことに集中すること)
  • 没頭(一つのことに熱中すること)
  • 没入(沈みいること)
  • 打ち込む(全力を集中し熱中すること)
  • 集中(意識を特定の物事にかたむけること)
  • 傾注(あることに心を集中すること)
  • 一心(一つのことに心を集中すること)

「専心」の対義語

「専心」の対義語には次のようなものがあります。

  • 散漫(気持ちが集中しないさま)
  • 漫然(特別の目的もなく物事を行うさま)

まとめ

「専心」は「そのことに心を集中して行うこと」という意味です。

「専念」と同じような意味で、仕事や勉強などに集中して一生懸命励むということを表して使います。

かたい印象の言葉なので、文章中や改まった言葉遣いをする場で使いやすいです。

また、ひとつのことに集中して取り組むというポジティブな意味から、決意や抱負などを表明する時にもよく使われます。

仕事に対する意気込みや、努力について言う時にも使える言葉ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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