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「没頭」は、「仕事に没頭する」「研究に没頭する」のように、何かに集中して取り組んでいる時に使う言葉です。
他にも「夢中」など似ている言葉がたくさんありますので、「没頭」とはどういうことを表すのか、詳しい意味や使い方をきちんと確認しておきましょう。
今回は、「没頭」の意味と使い方!「没入」「夢中」との違いは?|類義語・対義語についてご説明いたします!
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「没頭」の意味
「没頭」は「一つのことに熱中すること」という意味です。
「ぼっとう」と読みます。
「没」は「沈む」「うちこむ。はまりこむ」「ほろびる」など色々な意味を持っていて、ここは「うちこむ」という意味になります。
「頭」はもちろん「あたま」、また「物事の始まり」などの意味もあります。
「没頭」は、一つのことにうちこんで頭がいっぱいになるとでもいったところでしょうか。
一つのことに熱中して他を顧みないこと、のめりこむことを表す言葉です。
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「没頭」の使い方
「没頭」は一つのことに熱中することを表して使います。
「没頭する」などの使い方をします。
- 仕事に没頭する
- 研究に没頭する
- 遊びに没頭する
などの使い方をします。
「没頭」は、一つのことにうちこむという意味ですが、ただ何かを集中して行うということではなく、「のめりこむ」「他をおろそかにするほどハマる」といったことを表します。
そのため、「没頭」は熱中しているわけではないけれど集中してやらざるを得ないようなこと、例えば治療などに使うことは不適切です。
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「夢中」との違いは?
「没頭」と似ているのが「夢中」です。
どちらも、一つのことにハマってそればかりやっているといった時に使いますよね。
この違いは次のようになります。
- 「没頭」は「他のことを忘れてそのことだけをやること」
- 「夢中」は「それに心を奪われること」「夢の中」「正気を失うこと」
まず、どちらも一つのことに気持ちが集中して他のことが考えられなくなるような状態、という点では共通しています。
そして、「夢中」には「夢の中」といった意味がある点も違っています。
「没頭する」ことと「夢中になる」ことは、ほぼ同じと言ってよいわけですが、少しニュアンスの違いがあります。
- 「没頭」は、そのことに深くのめりこみ他のことがおろそかになります。のめり込む、はまり込むといったことを強調します。
- 「夢中」は、そのことに心を奪われて他のことが考えられなくなります。心を奪われる、我を忘れるということを強調します。
「夢中」は自分の好きなものに集中するという状況で使う言葉です。
例えば歌詞やセリフで「君に夢中」とは言いますが、「君に没頭」とは言いませんよね(笑)。
- 「研究に没頭」なら、研究に非常に集中して取り組み他のことがおろそかになる程だ、ということを表せます。
- 「研究に夢中」なら、その研究の面白さに心を奪われて他のことが頭にない状態になっているということを表せるでしょう。
このように、「没頭」と「夢中」は意味の重なる部分は多いですが、ニュアンスの違いがありますので表現したいことに近い方を選んで使い分けるとよいでしょう。
「没頭」の例文
- 彼は仕事に没頭している。
- 仕事に没頭しすぎて体を壊してはいけない。
- 彼女は自分の研究に没頭している。
- 週末は、趣味に没頭できる貴重な時間だ。
- 読書に没頭していて、気がついたら半日経っていた。
「没頭」の類義語
「没頭」の類義語には次のようなものがあります。
- 没入(沈みいること)
- 専念(心をそのことに集中すること)
- 専心(心を一つのことに集中すること)
- 傾注(あることに心を集中すること)
- 熱中(物事に深く心を傾けること)
- 夢中(物事に熱中して我を忘れること)
- 集中(意識を特定の物事にかたむけること)
「没頭」の対義語
「没頭」の対義語には次のようなものがあります。
- 退屈(心を集中するものがなくて時間を持て余すこと)
- 倦怠(飽きて嫌になること)
- 脱却(抜け出すこと)
まとめ
「没頭」は「一つのことに熱中すること」という意味です。
夢中になることとほぼ同じですが、そのことに深くのめり込む、のめり込んで他のことがおろそかになるほどだということを強調します。
仕事や研究、学問、趣味などに熱心に取り組み、他のことを考える暇もないほどのめり込んでいるということを表して使います。
ビジネスシーンはもちろん、日常の色々な場面で使う言葉なのでぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!