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「仕事に没入する」
「このゲームは圧倒的な没入感が売りだ」
ビジネスシーンやニュース記事などでしばしば見聞きすることがあるこの「没入」や「没入感」という言葉があります。
「没入」とは、どのような状態のことを指しているのでしょうか。
今回は、「没入」の意味と使い方!「没入感」とは?「没頭」との違いも解説|例文についてご説明いたします!
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「没入」の意味
「没入」は「しずみ入ること。おちいること」「一つのことに心を打ち込むこと」という意味です。
「ぼつにゅう」と読みます。
「没」は「沈む」や「うちこむ。はまりこむ」という意味がある漢字です。
「入」は「入る」とか「入れる」ですね。
「没入」は、次の通り「沈み入る」という意味で、水中などに沈むことを表します。
そして、そこから転じて「物事にしずみいる」、つまり一つのことに心を打ち込むということを表すのです。
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「没入」の使い方
「没入」は「没入する」などの使い方で、物事に深く心を打ち込むという意味で使います。
もちろん「水中に没入する」などという場合は「沈む」という意味になりますが、ほとんどの場合は「一つの物事に心を打ち込む」という意味で使われます。
仕事、学問、研究などについて用いられることが多い言葉です。
他にも思索や読書、ゲームなど、色々なものについて、それに心を集中して一心に打ち込むという意味で使うことができます。
ビジネスシーン、文章中、会話、色々な場面で広く使われています。
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「没入感」とは?
「没入感」とは「他のことが気にならなくなるほど対象に意識を集中している感じ」という意味です。
「○○感」というのは「○○のような感じ」「○○がある感じ」といった意味ですから、「没入感」は「没入している感じ」といったところです。
その物事に深くはまり込んでいるような、集中して他のことに意識が向かないような、そんな感じのことを「没入感」と言います。
音楽や映画、ゲームなどにはまり込んで夢中になり、その作品世界に入り込んだような感じがすることがありませんか?
そのような、対象に意識が集中して他のことが気にならなくなるようなハマる感じを「没入感」と言います。
近頃はバーチャルリアリティ(VR)で体験する感覚のことについてもよく用いられます。
「没頭」との違いは?
「没入」と同じように一つのことに集中していることを指して使われるのが「没頭」です。
研究に没頭するとか、仕事に没頭する、という風によく使われている言葉です。
「没入」と「没頭」の違いは次のようになります。
- 「没入」は「何かに集中してその世界に入り込むこと」
- 「没頭」は「何かに集中して他を顧みないこと」
どちらも、一つのことに心を集中させて夢中になるということで、同じ意味とも言えます。
強いて違いを挙げると、「没入」は「しずみいる」という字の通り、その対象の世界に入り込んでしまうような感覚になることを表します。
「没頭」の方は、「頭を沈める」という字を書きますので、頭がいっぱいになるようなイメージです。
ひとつのことに集中して他のことを考えなくなるということを表して使います。
「没入」と「没頭」はほぼ同じですが、このようにニュアンスの違いがありますので、表現したいことに適した方を使い分けられるとよいでしょう。
「没入」の例文
- 彼は研究に没入していて話しかけても気づかないほどだ。
- 彼女は仕事に没入することで幸せを感じている。
- 思索に没入し、気づけばもう日が暮れていた。
- 休日は思う存分ゲームの世界に没入できる。
- この映画はカメラワークが素晴らしく、まるで自分が場面に入り込んだかのような没入感が得られた。
- このアトラクションでは、まるで不思議の国のアリスの世界に入り込むかのような没入体験ができる。
「没入」の類義語
「没入」の類義語には次のようなものがあります。
- 専念(心をそのことに集中すること)
- 専心(心を一つのことに集中すること)
- 傾注(あることに心を集中すること)
- 夢中(物事に熱中して我を忘れること)
- 集中(意識を特定の物事にかたむけること)
- 埋没(あることに浸りきっていること)
- 沈没(水中に沈むこと)
「没入」の対義語
「没入」の対義語には次のようなものがあります。
- 退屈(心を集中するものがなくて時間を持て余すこと)
- 倦怠(飽きて嫌になること)
- 脱却(抜け出すこと)
- 冷静(落ち着いている様子)
まとめ
「没入」は「しずみ入ること。おちいること」「一つのことに心を打ち込むこと」という意味です。
深く一つのことにはまり込む、一つのことに集中して一心に行うという意味で、ビジネスシーンでも日常でも色々なところで使われます。
仕事や勉強、趣味的なものについてもよく用いられます。
VRの技術も発達してきて、近頃では「没入感」という言葉もよくニュースなどでも耳にしますね。
ぜひ覚えておきたい言葉です。
最後までお読みくださりありがとうございました!