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二十四節気の一つ「芒種」とはどの様な意味の季節の言葉なのでしょう。
また、2025年の芒種はいつなのでしょう。
今回は、芒種の意味や食べ物、行事をご紹介させていただきます。
芒種の由来についても知識を深めていきましょう。
>>夏至の意味とは?2025年はいつ?食べ物や行事は?日照時間はどのくらい?
芒種の意味とは
「芒種」とは「稲や麦などの種蒔きの季節」と言う意味があります。
読み方は「ぼうしゅ」です。
2025年の芒種は、6月5日(水)です。
二十四節気は、季節の目安として太陽の位置から1年間を24等分して決められています。
芒種はその中で9番目に当たるので、次の10番目である「夏至」が来るまでの14日間が芒種の期間となります。
ですから、2025年の芒種の期間としては、6月5日〜6月20日です。
芒種の由来
実は「芒種」とは、この時期に稲や麦を植えることをそのまま季節の目安にした言葉なのです。
今の田植えの時期は早いのですが、昔の田植えは少し遅く芒種の頃でした。
ですから、芒種の時期になると人々は稲や麦といった芒(のぎ)のある主食となる穀物を植え付け、育て始めていたのです。
そして、それをそっくりそのままの言葉で、二十四節気の季節の目安として当てはめた訳なのです。
ちなみに、「芒」(のぎ)とは、植物の一部のことです。
お米や麦にの穂先には、トゲトゲしたようなものがあるでしょう?
あの棘状の部分のことです。
身近に見ることのできるススキにも芒(のぎ)がありますので、お散歩の時にでも見つけたらぜひ観察してみてくださいね。
暦便覧
また、二十四節気に関する書物に「暦便覧」というものがあります。
これは、今の茨城県笠間市平町にあった常陸国宍戸藩5代藩主である松平頼救(隠居時 太玄斎)が書いたものです。
そこには「芒(のぎ)ある穀物、稼種する時なり」と書かれていました。
意味はそのままで、芒(のぎ)のある植物の種を蒔く時期ということです。
このことからも、芒種の由来は当時の覚え書きのような役割もあったと言われています。
芒種の由来は、この「芒」(のぎ)という漢字が鍵となっていると分かるお話です。
芒種の食べ物(芒種に旬を迎える食べ物など)
芒種の時期に旬となる食べ物は、以下になります。
- とうもろこし
- 枝豆
- 大葉
- 夏みかん
- 鮎
- キス
芒種には夏らしい作物が店頭に並び始め、さっぱりとした風味が楽しめる食べ物が多くなります。
とうもろこしは夏の象徴とも言える野菜で、ひげが多く黒っぽいものが美味しいとされています。
枝豆はあっさりとして歯応えがあり、お酒のおつまみにぴったりです。
大葉は野菜の中では特に栄養が高く、ビタミンやミネラル、カルシウムを多く含んでいます。
いつものおかずに薬味として大葉を少し加えるだけでさっぱりとした風味になり、蒸し暑いこの時期でも箸が進みます。
夏みかんは、ほんのりと甘いながらも酸味が強く香りが大変良いので、デザートだけではなくサラダなどに入れても美味しくいただけます。
魚では、鮎とキスがおすすめで、どちらも淡白であっさりとしたクセのない魚です。
特に鮎はこの時期しか食べられないことが多く、スーパーの店頭に並んでいるのを見ることができるのもこの時期だけです。
観光地では鮎釣り体験ができたり、鮎料理がメニューに登場するので、出かける際はチェックしてみましょう。
芒種の行事(芒種の頃に行われる行事など)
「入梅」
入梅とは雑節の一つで、梅雨入りのことを意味する季節の言葉です。
雑節は二十四節気とは別で、農業を生業とする人々のために季節を分かりやすくするために日本で考え出されたものです。
芒種はめぐみの雨が降り注ぐ、梅雨入りの時期なのです。
「父の日」
二十四節気とは直接関係はないのですが、芒種の時期に行われている父の日は、現代ではポピュラーなイベントの一つです。
2025年の父の日は、6月15日(日)です。
いつもお世話になっているお父様に感謝の気持ちを贈りましょう。
お酒が好きなお父様がいらっしゃる方は、今年はこのウイスキーをプレゼントにいかがでしょうか。
北海道の芒種という名のウイスキーです。
まとめ
芒種は「稲や麦などの種蒔きの季節」と言う意味がある二十四節気の言葉です。
芒種の時期はとうもろこしなどの夏らしい作物が店頭に並び始め、大葉や夏みかんなどのさっぱりした風味の食べ物が美味しく感じる季節です。
魚では鮎が旬を迎え、主にこの時期にしか食べることができません。
また、芒種はめぐみの雨が降る入梅の時期でもあります。
雨が降るとお出かけすることもわずらわしく思うこともありますが、芒種は自然が潤い、数多の生き物が活気に溢れる季節です。
夏本番へと変わりゆく様を楽しみ、雨の音に耳を傾けてゆっくりとした時間を楽しみましょう。