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「目論見どおり」とか、「目論見が外れる」とかいう言い回しを耳にすることがあります。
この「目論見」とはなんなのか、考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。
「目論見」という字からは想像ができるようなできないような…
何かを計画するような意味だということはわかると思います。
似たような言葉の「企み」との違いも合わせて確認していきましょう。
今回は、「目論見」の意味と使い方!「企み」との違いは?【例文つき】についてご説明いたします!
「目論見」の意味
「目論見」は「もくろむこと。また、その内容。計画。企て」という意味です。
「もくろみ」と読みます。
文字の通りに読むと「もくろんみ」になってしまうと思いますので、気をつけましょう。
「もくろむ(目論む)」というのは「たくらむ。意図する。企てる」という意味です。
囲碁で、対局中に目の数を数えることからできた言葉だと言われています。
この「目論む」の連用形が名詞化したのが「目論見」です。
なぜ名詞化すると「見」がつくのかは諸説あり、はっきりした理由はわかりません。
「目論見」の使い方
「目論見」は計画することやその内容を指す言葉でした。
なんとなく悪いことをたくらむとか、よくない計画を立てるというイメージがあるかもしれませんが、「目論見」は特に悪い言葉ではありません。
何かを達成、実現するために、考えて計画するという意味で、良い意味にも悪い意味にも使える言葉です。
「目論見」の例文
- 彼の目論見通り、イベントは大盛況となった。
- 目論見が外れて賞品を獲得することができなかった。
- 目論見書とは、購入すようとする投資信託について重要事項の説明を記載した書類のことである。
- 彼女の行動には何か目論見がありそうだ。
「企み」との違いは?
「目論見」は何かを企てることを意味します。
では、同じような意味である「企み」との違いはあるのでしょうか。
辞書などで調べると「企み」は「たくらむこと。くわだて。多くはよくない計画のことを言う」となっています。
つまり
- 「目論見」は良い意味にも悪い意味にも使う。
- 「企み」は悪い意味に使う。
という違いがあるわけです。
つまり「企み」というのは「よくないことをくわだてる」という意味なんです。
ですから、「部長の企み通り今日の契約はうまくいきましたね!」などと言ってしまうとちょっとおかしなことになりますね(笑)。
よい意味のつもりで使ってしまわないように気をつけましょう。
「目論む」はいい意味でも悪い意味でも使える言葉でした。
ただし、一般的には悪い意味で使われることも多い言葉です。
「詐欺を目論む」、「世界征服を目論む」などと使われることがありますよね。
辞書の定義としてはいい意味にも使える言葉ですが、世間のイメージとしては、悪い意味で捉える人も多い言葉です。
使う相手や場面には気をつけて、誤解されるとまずいようなときはほかの言い方に変えてもいいかもしれませんね。
「目論見」の類語
- 計画(ことを行うにあたり、方法や手順をあらかじめ考えること。また、その案)
- 計図(「けいと」計画すること。もくろみ。くわだて)
- 企て(くわだてること。また、くわだてたこと)
- 企画(実現すべき物事の内容を考え、その実現に向けての計画を立てること)
- 腹積り(これからしようとすることのおおよその予定。計画)
- 構想(これからしようとする事柄について考えを組み立てること。またその内容)
- 戦略(組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策)
- 策略(自分の目的のために相手を陥れるはかりごと。計略)
- 青写真(完成の予想図、未来の構想)
いい意味や悪い意味で、何かを企てるという言葉です。
ほかにもたくさんありますので、状況に応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「目論見」は今まで悪い意味の言葉だと思っていた人も多いかもしれませんね。
決して悪いばかりの言葉ではありませんでしたが、使い方には注意しましょう。
また「企み」の方は完全に悪い意味ですから、こちらの方はより注意が必要ですね。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!