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言葉の意味と使い方

「節目(ふしめ・せつもく)」の意味と使い方!「節目を迎える」とは?

「節目(ふしめ・せつもく)」の意味と使い方!「節目を迎える」とは?

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以前、将棋の最年少プロである藤井聡太棋士が通算50勝を達成した時のコメントを聞きました。

「50勝という節目(せつもく)の数字で……」

この「せつもく」という言葉、聞いたことがありませんでした。

取材の記者も聞き返していました(笑)。

普通は「節目」と書いて「ふしめ」と読みますよね。

ビジネスシーンでも、日常のいろいろなシーンでも使う言葉です。

「ふしめ」と「せつもく」のそれぞれの意味や、違いがあるのかなどについて調べてみました。

今回は、「節目(ふしめ・せつもく)」の意味と使い方!「節目を迎える」とは?【例文】についてご説明いたします!

「節目(ふしめ)」の意味

「節目」は「ふしめ」と読むことが多いですね。

「節目(ふしめ)」は「木材・竹などの節のあるところ」「物事の区切り目」という意味です。

最初の意味はそのまんまの意味ですね。

竹をイメージするとわかりやすいですが、あの節のところのことです(笑)。

もちろん木材を扱う職場であれば、竹の節のことを「節目」と言うでしょうが、普通はビジネスシーンなどで「節目」といった場合は二番目の意味であることが多いでしょう。

竹は中が空洞なので、そのまま伸びていくとあまりおきくなることができません。

ですが、節があることによってしっかりしたつくりになり、さらに高く成長していくことができるのです。

そこから転じて、比喩的な意味で人生などの物事の大事な区切り目を「節目」というようになったわけです。

「節目(せつもく)」の意味

「節目」は「せつもく」とも読めます。

「せつもく」と読んだ場合、これも「木の節」という意味もありますが、「小分けにした一つ一つの箇条。細目」という意味になります。

「せつもく」も「ふしめ」と同じような意味で、物事の区切りを表す言葉として使われます。

ですが、「せつもく」の方がより細かい区切りを指すようなニュアンスですね。

おそらく藤井棋士は、まだまだこれからどんどん続けて勝っていきたいという意味で、大きな区切りである「ふしめ」ではなく細かい区切りの「せつもく」を使ったのではないかと思います。

ですが、この藤井棋士のコメント以外で「せつもく」という言葉を聞いたことはあまりないですよね(笑)。

「せつもく」はあまり一般的な言葉ではありません。

改まった場でのコメントであるとか、真面目な会でのスピーチなど、難しい言葉を使うような場面には適しています。

文章で「節目」と書いた場合は、「せつもく」のつもりであっても「ふしめ」と読まれると思いますので、読み方にこだわりがある場合は振りがななどが必要かと思います。

「ふしめ」の方が一般的でわかりやすい言葉なので、通常はこちらの方が使いやすいでしょう。

以下では、「ふしめ」の使い方や例文などをご説明いたします。

「節目」の使い方

「節目」は「人生の節目」というように、人生や何かの物事の区切りとなるところを指して使います。

会話の中でももちろん使いますが、意味合いからスピーチなどでも使いやすい言葉です。

「節目」の例文

  1. それは人生の節目となる出来事であった。
  2. 今年は君にとっての節目の年だね。
  3. 芸能生活30年の節目を記念してコンサートを開いた。
  4. 町政施行100周年の節目にイベントを企画した。

「節目を迎える」とは?

「節目」はよく「節目を迎える」という言い回しで使われます。

たとえば「人生の節目を迎える」という場合は、年齢の一区切りや、その後の人生を変えるような重要な局面に立ったときなどに使います。

人生や職業、結婚生活など、一続きで長く続いていくものについて、なんらかの区切りを迎えるという意味ですね。

「節目を迎える」の例文

  1. 成人式という人生の節目を迎えた若者たちの晴れ姿に感慨を抱く。
  2. 私も来年はいよいよ定年退職という大きな節目を迎える。
  3. このイベントも開催10周年の節目を迎えることになった。
  4. 弊社はおかげさまで創業50周年の節目を迎えることができました。

まとめ

「節目」は人生や物事における区切りを表すことばでした。

「ふしめ」であっても「せつもく」であっても、人生にはたくさんの「節目」がありますよね。

成功や喜びの「節目」もあるでしょう。

挫折や悲しみの「節目」もあるかもしれません。

節目節目の変化を受け入れて悔いのない人生を築いていきたいですね。

また、ぜひそうした場面では「節目」という言葉も使ってみてください。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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