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「批評家」
「作品を批評する」
この「批評」「批評する」という言葉は、日常やビジネスシーンなどいろいろなところで見聞きすると思います。
「批判」や「評論」など、似たような響きの言葉が多いのでしっかり区別をして自信をもって使えるように確認しておきましょう。
今回は、「批評」の意味と使い方!「批判」「評論」との違いは?|例文についてご説明いたします!
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「批評」の意味
「批評」は「物事の是非や善悪・美醜などを指摘し、自分の評価を述べること」という意味です。
「ひひょう」と読みます。
指摘して評価を述べるといっても、自分の好みなどで勝手に感想を述べるということではありません。
「批評」は好き嫌いや肯定・否定ということではなく、根拠をもって客観的にその対象について論じます。
良い点も悪い点も同じように指摘して、それを客観的に評価し論じるということが「批評」なのです。
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「批評」の使い方
「批評」は、物事の是非・善悪・美醜などを評価し論じることを指して使います。
特に文芸や芸術を「批評」するという使い方が多いです。
ですが、「批評」する対象は芸術に限らず政治経済や科学、スポーツ、思想、そのほか日常のいろいろなことまであらゆるものを含みます。
- 批評する
- 批評家
などの使い方をします。
「批判」「評論」との違いは?
「批評」に似ている言葉に「批判」や「評論」があります。
それぞれの意味は次のようになります。
- 「批評」は「物事についてよく考えて評価を述べること」
- 「批判」は「物事の良し悪しを検討し判断すること」
- 「評論」は「物事を考察して論じること」
「批判」との違い
「批評」と「批判」は非常に似ていますね。
- 「批評」は「評価する」
- 「批判」は「良し悪しを判定する」
簡単にまとめるとこのような違いと言えるでしょう。
「批評」は物事をよく考察して、その評価を述べるということです。
良い点も悪い点も同じように指摘し、それについて客観的に評価を述べます。
「批判」は、物事の真偽や可否などを検討し、それに対して判定を下します。
「批判」の方がどちらかというと主観的な判断であり、また失敗や欠点を指摘するようなネガティブな意味合いで使われることも多いです。
>>「批判」の意味と使い方!「批評」「非難」との違いは?|類義語・対義語
「評論」との違い
「批評」と「評論」も非常に似ていますね。
- 「批評」は「客観的に評価すること」
- 「評論」は「客観的な意見を述べること」
どちらも物事の良し悪しや善悪、美醜などについてよく考えて指摘し、自分の考えを述べるという点では同じです。
ただ、「評論」の方が「論じる」という点に重きを置いた言葉です。
より客観的、より筋道立てた考えの説明という意味が強調されます。
また、「批評」は「批評する」という形で使うことが多いですが、「評論」は「評論する」という使い方をすることは少ないです。
「評論文」「評論家」などの言葉として使うことが多く、「批評」の文章のことを「評論」と呼ぶことも多いです。
「批評」の例文
- 彼の小説は多くの批評家に賞賛された。
- 彼の新作映画は辛辣な批評を受けた。
- 自分の書いた戯曲を友人に批評してもらう。
- 彼女の論文を批評する。
- この雑誌に載っている、最新家電を批評する記事が面白い。
- 国語の課題で批評文を書いた。
「批評」の類義語
「批評」の類義語には次のようなものがあります。
- 評論(物事の価値・善悪・優劣などを批評し論じること)
- 論評(物事の内容や結果を論じ批評すること)
- 批判(良いところ・悪いところをはっきり見分け評価・判定すること)
- 評価(どれだけの価値があるかや価格を決めること)
- 講評(説明を加えて批評すること)
- 評注(注釈して批評を加えること)
- レビュー(評論、批評)
- クリティシズム(批評。批判)
「批評」の対義語
「批評」の対義語には次のようなものがあります。
- 鑑賞(芸術作品に接して味わい理解すること)
まとめ
「批評」は「物事の是非や善悪・美醜などを指摘し、自分の評価を述べること」という意味です。
「批判」や「評論」と似ていますが、「批評」は物事を客観的に評価します。
「批判」は主観的に判断をすることで、また多くは否定的な意味で使われます。
「評論」は「批評」よりさらに筋道立てて客観的に論じること、または「批評」の文章のことを言います。
どれもビジネスシーンやニュース、国語の学習など様々な場面で使われる言葉ですのでぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!