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社会にでると、いろいろな人と知り合います。
仕事相手との面会や、パーティーなどでいろいろと話がはずむこともありますよね。
仕事の連絡だけでなく、世間の出来事について話したり、趣味などのプライベートなことで楽しく会話するのも人間関係を築いていくうえで大切なことですよね。
ところで、このように事務的な話ではなく打ち解けて話し合うことを何と呼びますか?
「歓談」や「懇談」、「談笑」という言葉がよく使われていると思いますが、ちょっと違いが分かりにくいですよね。
どんなシュチュエーションにどの言葉を使えば良いのか、はっきりと確認しておきましょう。
今回は、「歓談」「懇談」「談笑」の意味と違いは?使い方を解説!【例文】についてご説明いたします!
「歓談」の意味
「歓談」は「打ち解けた楽しい話し合い。親しく語り合うこと」という意味です。
「かんだん」と読みます。
「歓談」の「歓」は「よろこぶ。よろこび」という意味の漢字です。
「談」は「話すこと」という意味ですね。
「よろこび」と「話す」ですから、「歓談」は打ち解けて楽しく話し合うという意味になるのです。
「懇談」の意味
「懇談」は「形式ばらずに打ち解けて話し合うこと」という意味です。
「こんだん」と読みます。
「歓談」と音が似ていますので言い間違いや聞き間違いにも注意したいところです。
「懇談」の「懇」は「ねんごろ。真心がこもること」という意味がある漢字です。
「懇親」「懇切」「懇願」「昵懇」などの熟語がありますね。
「真心をこめて話し合う」ということです。
「談笑」の意味
「談笑」は「笑ったりして打ち解けて話し合うこと」という意味です。
「だんしょう」と読みます。
「笑う」という字が入っていますので、まさにそのままの意味ですね。
笑顔や楽しい笑いなども交えて、なごやかに話し合うことを表します。
「歓談」「懇談」「談笑」の違いは?
「歓談」「懇談」「談笑」それぞれの意味や成り立ちを確認しました。
どれも「談」という字が含まれていて、話し合う点では同じですね。
打ち解けた感じで、という点も共通しています。
それぞれの意味を簡潔に表すと
- 「歓談」は楽しく会話を楽しむこと
- 「懇談」は打ち解けてじっくり話すこと
- 「談笑」は笑いなど交えて話し合うこと
となります。
「歓談」はその場にいる人同士で打ち解けて楽しく会話をすることです。
パーティーの際によく司会者が「ご歓談ください」と言いますよね。
自由に会話を楽しんでください、というような意味です。
それに対して「懇談」は、目的があってそれについて打ち解けてじっくり話し合うという意味合いになります。
わかりやすい例で言うと、学校では先生と保護者が集まって「懇談会」がよく行われますよね。
「個人懇談」なんていうのもあります。
あれは先生や保護者が打ち解けて話し合う会なわけですが、ただ楽しく雑談をしてワイワイするわけではないですよね。
子供の学校生活のこととか、勉強のこととか、いろいろ話し合うトピックがあって、それについてなごやかな話し合いをしましょうという意味なのです。
ただ自由に友達同士のように話をすることではないということです。
最後の「談笑」ですが、これは「懇談」のようにある目的について話し合うというわけではなく、笑ったりするぐらいですからもっと会話を楽しむような時に使います。
「歓談」と似ていますが、「談笑」のほうが笑ったりするようななごやかさを強調した言葉です。
また、「歓談」はパーティーなど大人数で自由に会話をするような時に使われることが多いですが、「談笑」はもう少し少人数でちょっとした楽しい会話をするような時にも使います。
「歓談」「懇談」「談笑」の使い方
「歓談」「懇談」「談笑」のニュアンスの違いはお分りいただけたでしょうか。
それぞれの使い方について、例文で確認しておきたいと思います。
「歓談」の例文
- それでは皆さま、しばらくの間ご歓談をお楽しみください。
- 友人たちと歓談する。
- パーティーの開始時間には遅れてしまったが、何事もなかったかのように歓談に加わった。
「懇談」の例文
- 本日の保護者懇談会では運動会について話し合いたいと思います。
- 町長らが住民と対話する「行政懇談会」が行われた。
- 衆院各会派は、参院選制度改革に関する代表者懇談会を開いた。
「談笑」の例文
- なごやかに談笑する。
- 店のドアを開けると、カウンターで店主が客と談笑していた。
- 友人と談笑しながらお茶を飲んだ。
まとめ
「歓談」「懇談」「談笑」は、どれも普段からいろいろな場面で見聞きする言葉です。
全部打ち解けて話し合うという意味ではありましたが、違いがありましたね。
ただ、「歓談」も「懇談」も「談笑」も、人とのコミュニケーションであるという点では同じです。
きちんと使い分けつつ、それぞれの場面で人との会話を大切にしていきたいものですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!