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「彼は○○に造詣が深くてね……」
時々耳にするこの「造詣が深い」という言い回し。
「造詣が深い」という言葉を使うとなんとなく格好よく聞こえますよね(笑)。
具体的にどういう時に使う言葉なのか、語源や類語についても詳しく調べてみました。
今回は、「造詣が深い」とは?「造詣」の意味と使い方や語源!【類語・例文】についてご説明いたします!
「造詣が深い」の意味
「造詣が深い」は「特定の分野に深い知識や技量を持ち精通していること」という意味です。
読み方は「ぞうけいがふかい」です。
「造詣が深い」は、学問や芸術、技術の分野に詳しかったり、すぐれた技量を持っているさまを表します。
「詣」は、「指」や「旨」に似ているので「ぞうしがふかい」と読み間違える人も多いようですが、「詣」は「ケイ・もうでる・いたる・まいる」と読む字ですので覚えておきましょう。
また、「ぞうけい」という読みから「造形が深い」と書き間違えや変換間違いをすることも多いようです。
「造形」は「形を作り上げること」「ある概念によって生み出された形」という意味です。
こちらも注意しましょう。
「造詣が深い」の使い方
「造詣が深い」は学問や芸術、技術などについて知識が深いことを表します。
中でも日常的なものではなく、専門的なもの、特殊なもの、難しいものに関して使われる言葉です。
普段の生活の中で、例えばお弁当作りが上手いお母さんがいたとしても「お母さんはお弁当作りに造詣が深い」とは言いませんよね(笑)。
歴史や文学、政治経済、美術や音楽、医学や科学などに対して使うことが多いでしょう。
「造詣の深い」「造詣がある」など、少し違った言い回しで使われることもあります。
例文で確認しておきましょう。
「造詣が深い」の例文
- 彼女はルネサンス期の絵画に造詣が深い。
- 先生は日本中世史が専門で、仏教にも造詣が深い方です。
- 彼はイギリス文学に造詣があるそうだ。
- ファッションやデザインにも造詣が深い彼ならではの独創的なステージを作り上げた。
- 国際政治学に造詣の深い鈴木先生をゲストに迎える。
「造詣」の意味と語源
さて、「造詣が深い」の意味と使い方はおわかりいただけたかと思います。
ですが、「造詣」とは一体なんなのでしょうか。
「造詣」は「特定の分野に知識が広く深くすぐれていること」という意味です。
「造」は「つくる」という字ですが、「あるところまで届く」「いたる」という意味もあります。
「詣」は「初詣」などの「詣でる」という以外に「あるところに達する」「いたる」という意味もあります。
「造」も「詣」も「あるところまでいたる」意味を持っていますので、この二つを重ねた「造詣」は知識や技術が高い水準に達しているということを表すようになりました。
「造詣」だけでこのような意味があるわけですが、「造詣」はほとんどの場合「造詣が深い」という言い回しで使われます。
二重表現のようにも思われますが、「造詣」が「深い」とすることで、より「深い知識や優れた技量を持っている」という意味になります。
「造詣が深い」までを一つの言葉として覚えておくのが良いでしょう。
「造詣が深い」の類語
「造詣が深い」の類語には次のようなものがあります。
- よく知っている
- 精通している(その物事について詳しくよく知っていること)
- 知り尽くしている(全てをくまなく知っている)
- 熟知した(詳細に、十分に知っている)
- 理解が深い(知識や経験が豊富である)
- 博識な(広く物事を知っている、知識が広い)
- 見識がある(物事に対する確かな考えや意見を持っている)
- 知悉している(知り尽くしている、細かい点まで知っていること)
まとめ
「造詣が深い」についてお分りいただけましたでしょうか。
仕事をしていく上で、色々な分野に「造詣が深い」人と接する機会もありますよね。
また、自分自身も何かに「造詣が深い」ような人物になりたいものです。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!