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「気持ちが昂る」
「神経の昂り」
この「昂る」という言葉は、日常的に使われている言葉です。
しかし、「昂る」とは具体的にどういう状態のことなのか、はっきりとわかる人は少ないかもしれません。
「高ぶる」という表記もあり、使い分けも気になるところですね。
今回は、「昂る」の意味と使い方!「高ぶる」との違いは?「気持ちが昂ぶる」とは|例文についてご説明いたします!
「昂る」の意味
「昂る」は「気分や感情が高まる」という意味です。
「たかぶる」と読みます。
「昂」は「あがる。たかぶる。たかまる」「高い」という意味の漢字です。
「軒昂」「激昂」などの熟語があります。
「昴」(すばる)と非常に形が似ているので、書き間違いには要注意です。
「昂る」は、気分が高揚する、興奮状態になるということを表す言葉です。
「昂る」の使い方
「昂る」は興奮状態になることを指して使います。
興奮といっても色々な状況があると思いますが、嬉しくて興奮するときにも緊張などで興奮するときにも使えます。
- 憧れの芸能人に会えるのでドキドキする
- スポーツの試合前で緊張する
- コーヒーを飲みすぎて目がさえている
- 好きな人と離れ離れになる悲しさでいっぱいだ
などなど喜怒哀楽の色々な気持ち・感情の高まり、神経の興奮がありますので、広い場面で使える言葉です。
「昂る」の例文
- 彼は気持ちが昂っているから今は冷静な判断ができないだろう。
- 寝る前にコーヒーを飲んだせいか、神経が昂って全然眠れない。
- 明日の試験に受かるだろうかと考えると気が昂ってしまう。
- 明日はいよいよ憧れの歌手のライブに行くので気持ちが昂っている。
- テレビでバスケのW杯を見て興奮したので、気が昂ってなかなか勉強に手がつかない。
- 彼女は気持ちの昂りを抑えることができなかった。
「高ぶる」との違いは?
「昂る」のほかに「たかぶる」と読んで使う言葉に「高ぶる」があります。
「昂る」と「高ぶる」の違いは次のようになります。
- 「昂る」は「気分や感情が高まる」
- 「高ぶる」は「気分や感情が高まる」「思い上がった態度をとる」
つまり、興奮するという意味では「昂る」も「高ぶる」も同じです。
しかし、「昂る」には興奮する意味だけなのに対し、「高ぶる」には興奮する意味と威張る意味のどちらもあることが違いです。
「高ぶる」には「思い上がる」「尊大に振る舞う」といった意味がありますので、次のように使うことができます。
- 部下に高ぶった態度で接する。
- 驕り高ぶってわがままを言う。
また、「昂る」も「高ぶる」も感情や神経が興奮するという意味で使うときは同じですが、「昂る」は常用外、「高ぶる」は常用漢字なので、新聞や公用文などでは「高ぶる」が使用されます。
「気持ちが昂る」とは
「昂る」の使い方でよくあるのが「気持ちが昂る」です。
「気持ちが昂る」とは、「気持ちが高揚する」ということです。
興奮する、テンションが上がる、などということですね。
これも嬉しくて嬉しくて「気持ちが昂る」こともありますし、緊張や怒りが高まって「気持ちが昂る」ということもあります。
よくも悪くもテンションが上がるという状態を表す言葉です。
「昂る」の類義語
「昂る」の類義語には次のようなものがあります。
- 興奮する(感情がたかぶること)
- 高揚する(気分が高まること)
- 色めきだつ(緊張や興奮で落ち着かなくなる。動揺し始める)
- ヒートアップする(気分が度を越してたかまること)
- テンションが上がる(気分が高揚すること)
「昂る」の対義語
「昂る」の対義語には次のようなものがあります。
- 鎮まる(気持ちの高まりや乱れが落ち着くこと)
- 落ち着く(慌てず静かになる、安心すること)
- 冷静になる(感情に左右されず落ち着くこと)
- クールダウンする(熱や怒りが冷めること)
- 安定する(物事が落ち着いた状態になること)
- 鎮静(騒ぎや昂った気分をしずめ落ち着かせること)
まとめ
「昂る」は「気分や感情が高まる」という意味です。
気分が高揚する、興奮状態になる、テンションが上がるといったことを表して、広く色々な場面で使います。
「高ぶる」とも書き、こちらの方が常用漢字なので公用文などでは使われています。
ただし、「高ぶる」の場合は「偉そうにする」「思い上がった態度をとる」という意味でも使うことができる点が違いです。
ぜひ機会があれば使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!