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言葉の意味と使い方

上司や目上の人・取引先の人を褒める言葉は?直接・メールでの例文

上司や目上の人・取引先の人を褒める言葉は?直接・メールでの例文

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上司や目上の人、取引先の人などを褒めるとき、どうしていますか?

友達同士なら「すごいね!」などの簡単な言葉で済みますが、目上の人を褒める言葉には適したものとそうでないものがあります。

ぜひ正しい褒め方を身につけておきましょう。

今回は、上司や目上の人・取引先の人を褒める言葉は?直接・メールでの例文についてご説明いたします!

上司や目上の人・取引先の人を褒めてもいいの?

そもそも、目上の人を「褒める」って失礼じゃないの? と心配になる人もいるかもしれませんね。

褒めるというのは、やはり上の立場の人が下の立場の人に向かって「よくできたね」などと評価するということです。

確かに、目上の人を評価するのは失礼にあたります。

しかし目上の人を褒めようとすること自体は問題ありません。

失礼な印象にならないように気をつける必要はありますが、尊敬の念を持って、「すごい」と感じたことを伝えること自体はよいことでしょう。

上司や目上の人・取引先の人を褒める言葉

上司など目上の人を褒める時に適した言葉を具体的にご紹介します。

勉強になります

ビジネスシーンで非常に使いやすい褒め言葉です。

上司の能力を「たいしたものですね」「上手ですね」などと言うのは上から目線になってしまいます。

そうではなく、上司の仕事ぶりを見ていると自分にとって勉強になりますという言い方をするとよいでしょう。

  • 勉強になります
  • 見習うべきところがたくさんあります

などと表現します。

感謝しています

目上の人を褒めるときは、感謝の気持ちを表すのもとても良い方法です。

  • 感謝しております
  • 部長のおかげで○○することができました。ありがとうございました。

など、感謝を伝えることで相手の能力などを褒める意味も含んでいます。

尊敬しています

目上の人を褒める時に尊敬の気持ちを表すことも良い方法です。

  • 尊敬しています
  • 敬服いたしております
  • お見それいたしました

「○○できてすごいですね」と直接的に褒めるより、相手を尊敬していることを伝えて間接的に褒めるという形です。

とてもお似合いです

「似合っていますね」ということですね。

相手の服装や髪型などを褒める時に使えます。

「いいスーツですね」などと物を褒めるよりも、相手のセンスを褒めるようにしましょう。

褒め言葉の「さしすせそ」

褒め言葉の「さしすせそ」というテクニックがあります。

  • さ……さすがですね/最高ですね
  • し……知らなかったです
  • す……すごいですね/素敵です
  • せ……センスがありますね
  • そ……そうなんですか⁈

という、非常にわかりやすい褒め言葉ですね(笑)。

短くて、会話の中でパッと使いやすいので、褒め言葉や相槌として営業トークなどでよく使われます。

ただし、「さすが」「すごい」などの言葉は評価を下す言葉なので、目上の人への褒め言葉には適さないと言われています。

普段の会話の中などで使う分には「部長、すごいですね!」などと使っても特に問題はありませんが、多用したり、常に「さしすせそ」だけで済まそうとしたりすることは避けましょう。

上司や目上の人・取引先の人を褒める例文

直接

  1. ○○なんですね、知らなかったです。部長のお話はいつも勉強になります。
  2. ○○という案、私には到底思いつきませんでした。さすが部長ですね。
  3. スーツを新調されたんですね。とてもお似合いです。

メール

  1. 部長にご説明いただき、詳しく理解することができました。ありがとうございました。
  2. 部長のご指導があったからこそです。心より感謝しております。
  3. ○○さまのお話に感銘を受けました。

失礼な褒め言葉

上司や目上の人を褒める際に、失礼になってしまうのは次のような褒め言葉です。

  • さすがです
  • すごいですね
  • 感心しました
  • なかなかやりますね
  • 案外いけますね
  • たいしたものですね
  • 上手ですね
  • たいした腕前ですね

「さすが」「すごい」などは営業マンなどがよく使う褒め言葉の「さしすせそ」でもあり、実際には会話の中でよく使われています。

ですが、本来は評価する言葉なので、下から上をほめる場合には適しません。

その他も、「うまいですね」といった具合に評価する意味の褒め言葉は、上から目線になってしまうので目上の人に使うにはNGです。

自分が使おうとしている褒め言葉に「感謝」「尊敬」の気持ちが表れているかどうか、

使う前に意識しておきたいですね。

また、「勉強になります」といった謙虚な褒め言葉であっても、多用すると信頼できない印象になりますので、繰り返して使うのはやめたほうがよいでしょう。

まとめ

上司や取引先の人など、目上の人を褒めるというのは案外難しいものです。

つい「さすが」「すごい」「うまいですね」などと言ってしまいがちではないでしょうか。

目上の人を褒めるときは、評価するのではなく、感謝や尊敬をすること。

「勉強になります」「見習いたいと思います」「敬服いたしました」「感謝いたします」など、場面に合わせて自分が感じたことを表現しましょう。

褒め言葉の「さしすせそ」も会話では使いやすいですが、失礼になる場合もありますので使用はほどほどにしておきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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