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幅広い世代から人気のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」でも強い妖怪として登場する「ぬらりひょん」についてご説明していきます。
ぬらりひょんの姿はなんとなく知っていても、どんな妖怪なのか?何をするのかなどを詳しく知っているという人は意外と少ないのではないでしょうか。
今回はぬらりひょんについて基本的な事から特徴や発祥の地についてもしっかりと解説していきます。
「ぬらりひょん」とはどんな妖怪?
「ぬらりひょん」とは、頭の生えていない大きな頭をもった捉えどころのない雰囲気をまとった老人の姿をした妖怪です。
人間を捉える、連れ去るなどの悪行はしないとされていますが、通説では妖怪を牛耳る親玉として知られていますよね。
「ぬらりひょん」は何をする?
ぬらりひょんは基本的に人間に実害を及ぼすようなことはしないと言い伝えられています。
夕方、食事の支度などで忙しくしている家庭に、どこからともなく入り込みお茶やタバコを楽しむなどまるで自宅のようにふるまうのがぬらりひょんの行動です。
家の人にその姿を目撃されたとしても妖術により「この人はこの家の主」だと思い込まされてしまっているため、絶対に追い出すことが出来ないとも言われています。
妖怪の総大将だとも言われていますが、このような事を記載した資料はなく、これは「妖怪画談全集」を書いた藤沢衛彦さんが書いた「ぬらりひよんと訪問する怪物の親玉」というキャプションから拡大解釈されたものだと考えられています。
「ぬらりひょん」の特徴
和服姿であり、年配の男性として表現されることが多いです。
またぬらりひょんの一番の特徴はその髪の毛の生えていない大きな頭ではないでしょうか。
横に伸びたような長い頭をしており、その姿だけを見るとまさに妖怪。
ですがその顔は優しく温和な表情をしていると言われており、着ている着物も質の良い物であるとされているんですよ。
「ぬらりひょん」発祥の地とは?
岡山県発祥、秋田県発祥という2つの説があります。
岡山県ではぬらりひょんは海坊主の一種とされており、瀬戸内海に浮かび捕まえようとする人間を浮き沈みでからかう妖怪とされています。
対して秋田県では旅行家であり博物学者でもある管江真澄さんの「管江真澄遊覧記」という著書にその名前が記載されています。
どちらが本当の発祥の地かは判明していません。
「ぬらりひょん」には孫がいる?
2008年から2012年まで週刊少年ジャンプ本誌で連載されていた「ぬらりひょんの孫」という漫画がきっかけとなり「ぬらりひょんには孫がいるの?」という疑問が湧いてきたのではないかと思います。
ですが「ぬらりひょんの孫」というのはあくまで作中の主人公である少年を指しており、特定の妖怪がぬらりひょんの孫であるという話は未だ発見されていません。
2013年にはジャンプLiveというアプリでスピンオフ作品も掲載され、2010年にはテレビアニメ化もされています。
翌年2011年には早くも2期が始まり、その人気の高さがうかがえますね。
まとめ
家に入ってくつろぐだけ、という可愛い行動が魅力のぬらりひょんです。
その姿にそもそも気づかないという人間も多いと言われているので、もしかしたらあなたの家でも気づかぬうちにぬらりひょんがくつろいでいるのかもしれませんね。