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妖怪「がしゃどくろ」はアニメやゲームなどでもその名を知られた妖怪です。
ですがその姿は何となく知っていても何をする妖怪なのか詳しく知っているという人は案外少ないのではないでしょうか。
今回は妖怪「がしゃどくろ」について基本的な事から、発祥の地など詳しいところまでしっかりとご説明していきます。
「がしゃどくろ」とは
「がしゃどくろ」とは、昭和の中頃に作られた日本妖怪で、戦争で亡くなった人や野垂れ死にをしてしまった人など、お墓に埋葬されることのなかった死者達の念や骸骨の集合体であるとされています。
とても巨大な骸骨の姿をしており、夜中にさ迷い歩いて見つけた人間をその大きな手で握りつぶし、食べてしまうとても恐ろしい妖怪なんですよ。
漢字では「餓者髑髏」と書かれることもあります。
ちなみに「がしゃどくろ」の「がしゃ」は、がしゃどくろがさ迷い歩く際の骨と骨がぶつかり合う「がしゃがしゃ」という音を表していると言われています。
また、多くの人が「がしゃどくろ」と言えば連想する巨大な骸骨は、江戸時代に人気を集めていた浮世絵師、歌川国芳が描いたものですが実は「がしゃどくろを描いた」のではなく、単なる巨大なドクロを描いたものなんですよ。
ですが後世の作家や漫画家達に「がしゃどくろとは」という大きな概念を植え付けたのは間違いありません。
「がしゃどくろ」は何をする?
がしゃどくろは多くの人が寝静まった夜中に、がしゃがしゃと骨を鳴らしながらさまよい歩き、見つけた人間を食らう、と言われています。
ただ口に入れるのではなく、まずはその大きな骨の手で捕まえて握りつぶしてから食べるとも言われているんですよ。
「がしゃどくろ」発祥の地は?
創作で作られた妖怪の1つなので決められた発祥の地というのは存在しません。
1968年に書かれた「世界怪奇スリラー全集2 世界のモンスター」という本にその名前が記載されたのが一番最初の登場なんですよ。
その後ゲゲゲの鬼太郎などで知られている水木しげる先生などにも取り上げられ、広くその名前と姿が知られるようになりました。
水木しげる先生の功績をたたえて作られた水木しげるロードにもその姿はあり、そこには「現在の広島県である備後の地に出現する妖怪として紹介されています。
まとめ
妖怪の中でもその巨大さと見た目の怖さで知られているがしゃどくろですが、実は創作の妖怪だったんですね。
ゲームや映画でもボスクラスの妖怪として描かれている事から、人々がどれほどがしゃどくろを恐れていたかがわかるかと思います。