※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
日本にも人魚伝説があることをご存じでしょうか。
人魚といえば可愛いアニメの人魚を思いつかベル人も多いですよね。
今回はは知ってそうで知らない、諸外国に伝わるセイレーンとはまたちょっと違う日本の人魚伝説について基本的な事から詳しくご説明いたします。
人魚伝説の場所はもちろん、その歌声は聞いてはいけないの?という疑問にまでお答えしていきますよ。
日本の人魚伝説とは
日本の人魚伝説とは、実は全国各地に伝承されている逸話です。
古くは619年の推古天皇の時代にまで遡り、この時捉えられた人魚は皆様がまず想像する「美しい女性で下半身が魚である」といった姿からはかけ離れ、人面犬ならぬ人面魚とも言えるものでした。
人魚の肉を食べたら不老不死になるという伝説も根強く残されており、人魚は他の生き物に姿を変える事ができ、男性を誘惑して海に引きずり込んでしまう、などという怖い逸話も残されているんですよ。
日本の人魚伝説の場所はどこ?
日本の人魚伝説は全国各地に伝わっています。
その中でも特に有名な場所をご紹介していきます。
沖縄県
沖縄県宮古諸島には古くから人魚伝説が伝わっており、不老不死を求めた琉球王が「仁吾の捕獲」と命じていたという話もあります。
また捕獲された人魚が食べられてしまう事から逃げるために、海の神様に洪水を起こしてもらったという説もあるんですよ。
滋賀県東近江市
滋賀県の東近江市には「人魚と出会った聖徳太子」のお話が伝承されています。
出会った人魚から「殺生を犯して、その罪により人魚となった。お寺を建ててどうか成仏させてほしい」と頼まれた聖徳太子が観音正寺を建立したというお話です。
この時の人魚のミイラと言われるものが観音正寺の本殿にお祀りされていましたが残念ながら現在は火事により焼失しています。
見残し海岸
高知県の土佐清水市にある海岸には、岸壁に開いた洞窟上の穴があります。
これは「人魚御殿」と呼ばれており、昔はとても美しい人魚が暮らしていたと言われているんですよ。
そのあまりにも芸術的な存在感を放つ洞窟は、人魚が住んでいてもおかしくはないと思ってしまうほどなんです。
人魚の歌声は聞いてはいけない?
人魚の歌声はとても美しく、人の心など簡単に魅了してしまう力があったとされています。
不用意に聞いてしまうと舵取りなどそっちのけで聞きほれてしまうため、多数の船が人魚の歌声で沈没していったとされているんですよ。
また歌声だけではなく、美しい竪琴の音色でも人間の心を魅了していたんです。
まとめ
幻想的で美しいイメージが強い人魚ですが、人間をその歌声で海中に引きずり込んでしまうなど少し恐ろしい面もあるんですね。
かつては不老不死になれるその肉を求めて捕獲騒ぎも度々あったことから、人魚の存在は古くから人々の中に強く根付いているとも言えるのではないでしょうか。