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「八尺様」という怖い話をご存じでしょうか。
「八尺様」はネット発祥の怖い話として知られていますが、今回は改めてその「八尺様」のあらすじや発祥、対処法についてご説明していきます。
「八尺様」とは
「八尺様」とは、日本に伝わる妖怪で、2メートル40センチもの高い身長が特徴的な女性の姿をしています。
白いワンピース姿、つばの広い帽子を被った姿で子供の前に現れ、八尺様に気に入られてしまった子供はどこかに連れ去られてしまうそうです。
「ぽぽぽ」という独特な声を出しますが、狙った人物をおびき出すために自由に声色を変える事も出来ます、
かつて出現地域において地蔵で封印されていましたが、何者かがその地蔵を破壊してしまい封印が解けてしまったことで、現在は全国各地自由に出没可能な状態となってしまっています。
「八尺様」のあらすじ
高校2年生の少年が祖父の家を訪れ、縁側でくつろいでいたら「ぽぽ、ぽ、ぽっ…」と不思議な声が聞こえてきました。
発信源はどこだろうと少年が周囲を見回すと2メートル程の高さの生垣の上に帽子を被っている女性が見えました。
「どれだけ背が高いんだよ」と見ていると女性は移動して視界から消えていき、謎の「ぽぽぽ」も聞こえなくなったそうです。
その事を祖父に話したところ「八尺様に魅入られてしまった」と大騒ぎになり、目張りや盛り塩をした2階の部屋で一晩耐えることになりました。
窓をこんこんと叩く音や、じいちゃんの声で少年を呼ぶ声が聞こえましたが事前に「朝になるまで絶対お前を呼ばないし、ここへも来ない。何か聞こえても開けるな」と言われていたので恐怖に震えながらもなんとか耐え忍んだ少年。
朝になり急いで用意されたワンボックスカーへと乗り込み、8人の男性に囲まれながら出発しました。
車を発進させると間もなく「ぽぽぽ」という例の声が聞こえはじめ、車の外を並行するように走る八尺様が。
なんとか八尺様の追撃を逃れた一行でしたが握っていたお札は黒ずんでしまっていたそうです。
その時車に乗っていたのは全員が少年と薄いながらも血縁関係がある人達で、少しでも八尺様の目を欺ければ、と集められた人達でした。
万が一の場合はその場に居た一番濃い血縁である祖父や父が身代わりになる覚悟も出来ていたんだとか。
その後は何事も無く過ごしていた少年でしたが、ある日祖母から「お前の家に通じる道にある地蔵が壊されてしまった。」と連絡が入ります。
10年経っていながらもどこか不安感を隠せない投稿主は「ぽぽぽ」と聞こえてきたらと思うととても怖いと語っています。
「八尺様」の発祥は?
2008年にインターネット大型掲示板である「2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)」の中にあったオカルト版の「洒落にならないほど怖い話を集めてみない?196」というスレッドに投稿されたのがその発祥です。
投稿された当時から大きな話題を呼び、現在では様々なイラストや漫画が作られるほど有名となりました。
「八尺様」に出会った時の対処法は?
八尺様に出会ってしまった時は決して自分から話しかけることはしてはいけないとされています。
また指を指したり凝視してしまうと、こちらの存在も八尺様に認識されてしまいます。
もしも魅入られてしまった場合は、護符を用意し、部屋の四隅に盛り塩をして朝の7時までその部屋から何があっても(例えトイレでも)出ずに神仏に祈り続けるのが唯一の対処法だと言われています。
まとめ
インターネット発祥の怖い話の中では「コトリバコ」「ひとりかくれんぼ」などと同じくかなり有名な部類にはいる「八尺様」です。
もし2メートルを超す女性を見かけても、見ない・話さない・近づかないのが一番の対処法と言えますね。