※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「寿司」「鮨」「江戸前寿司」の3つは店舗によって使い分けられており、どう違うのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は「寿司」「鮨」「江戸前寿司」の違いや使い分け方はもちろん、その由来や発祥についてもご説明していきます。
「寿司・鮨・江戸前寿司」の違いは?
全て同じ料理を指しているように見える「寿司」「鮨」「江戸前寿司」ですがその違いはどこにあるのでしょうか。
実は「寿司」と「鮨」は同じ意味を持っており、どちらの表記も間違いではないんです。
ですが「寿司・鮨」と「江戸前寿司」には違いがあります。
「江戸前寿司」の特徴とは?
江戸前寿司は「江戸」というように、江戸で誕生した寿司を指す言葉です。
江戸は現在の東京23区周辺を指しており、有名な老舗お寿司屋さんも多いですよね。
江戸前寿司は握り寿司の原点でもあるんですよ。
また、米酢ではなく酒粕から作られる「赤酢」を用いていることも特徴です。
そして、ネタにひと手間加え、よりネタのおいしさを引き出す仕事(仕込み)がなされているという点もあげられます。
すしの名前の由来は?
寿司
日本では古くから朝廷への献上品として作られており、まためでたい日に食べる物だったことから「寿司を司る」という意味を持ちます。
この言葉は江戸時代末期に作られた当て字ですが、祝い言葉である「寿詞(じゅし)」がその由来とも言われています。
鮨
「鮨」という言葉は中国において「魚の塩辛」を意味する言葉だと言われています。
これが日本に伝わり、馴れずしだけではなく握りずしにも使える事から江戸前寿司を中心に広まったと言われています。
すしの発祥は?
日本において1000年以上もの長い歴史を誇るすしですが、その発祥地はなんと日本ではありません。
東南アジアの山岳地帯に住んでいた民族が、魚を長期保存するために作り出した発酵食品「熟鮓(なれずし)」がすしの起源だと言われているんですよ。
山岳地帯に暮らす人達にとって魚は大変貴重品となっていました。
ですが長期保存には向かず、すぐに食べるしかなかったものをどうにかして長く保存できるようにと考えられたものだったんですね。
日本における発祥は?
すしが現在のような形となったのは、現在の滋賀県である「近江」で誕生した「鮒寿し」です。
馴れずしの1つではありますが、現在広く知られている「すし」はこの鮒寿しを元とし、派生したものと考えられているんですよ。
まとめ
おめでたい日に食べる食事として認識されている一方、チェーン店の普及により普段の食事としても気軽に楽しめるようになった「すし」。
江戸前寿司と寿司・鮨に違いがあったことが判明しました。
その表記の違いはほぼ「店側の判断」となっている事が多いですが、その表記の多さからすしの歴史の深さを垣間見ることが出来ますね。