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掲示板などで多く使われている「嫌儲」という言葉について正しい意味を知っているでしょうか。
なんとなく使っているという人も多いかもしれません。
今回は「嫌儲」について意味や使い方などの基本的な事からしっかりとご説明していきます。
語源や「嫌儲思想」という派生語にも触れていきますよ。
「嫌儲」の意味
「嫌儲」とは「SNSや掲示板に書かれた第三者の書き込みを営利目的で使用する人を嫌っている人、またはその営利目的で使用する行為自体を嫌う人」という意味を持つ言葉です。
自分ではない第三者の書き込みを「まとめサイト」として転載し、広告などを付けて営利目的で使用することを嫌いだと思う人を指します。
確かに自分の書き込みが許可もなく無断転載されるだけでもモヤモヤしますし、それがアフィリエイトなどで相手に儲けを与えていると考えるととても嫌な気持ちになりますよね。
読み方は「けんもう」や「けんちょ」「いやもう」など様々あり、正しい読み方として定義づけられているものは無いので、自分の読みやすいもので大丈夫です。
「嫌儲」の使い方
2008年の「現代用語の基礎知識」の中にも収録されているほど知られているネットスラングで、主にインターネット掲示板において使われています。
営利目的使用を嫌う人を指す言葉として使われる他、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)においてはスレッドとして「嫌儲板」が存在します。
「嫌儲」の例文
- 嫌儲で散々な言われようだな。
- 私は結局嫌儲界隈でしか生息出来ないんだ・・・。
- 今嫌儲の中で流行っている言葉って何?
「嫌儲」の語源
2ちゃんねる全盛期に、2ちゃんねる内の面白い発言などを切り取ってまとめる「まとめサイト」と呼ばれるサイトが乱立しました。
そのまとめサイトを巡る騒動を取り上げたブロガーが「嫌儲」という言葉を使ったのがその元と言われています。
韓国に対して嫌悪感を抱くという意味の「嫌韓」という言葉が元となっており、この「嫌韓」をもじって作られたのが「嫌儲」」なんですね。
「嫌儲思想」とは?
「嫌儲思想」とは、第三者の発言を利用して金儲けをする行為やその行為をしている人を嫌うという思想を指す言葉です。
ですが現在では「嫌儲」の元々の意味に加え、「お金儲けしている人が嫌い」「他人が金銭的に恩恵を受けているのが許せない」という意味で使われている事もあります。
「嫌儲」の類語
「嫌儲」の類語として存在するのが「ケンモメン」という言葉です。
こちらもネット掲示板で使われている言葉で、「営利目的で書き込みを転載することを嫌う男性」という意味です。
「嫌儲」な「男性(メン)」だからケンモメンなんですね。
(ヽ´ん`)という顔文字がケンモメンを表す物として使われており、「嫌儲くん」という名前まであるから面白いですよね。
まとめ
元々の意味にプラスして、お金を稼いでいる人に対して嫌悪する人も「嫌儲」と呼ばれるようになっています。
ネット掲示板で主に使われているネットスラングなので、とても軽いニュアンスがあり、ビジネスシーンや目上の人との会話では使う事が出来ませんのでご注意くださいね。