電源がない場所にも設置できる!
ソーラーパネル付き防犯カメラ

言葉の意味と使い方

「憧憬」の意味と使い方!読み方は?「憧憬の念」とは?【例文】

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

「憧憬」はあこがれを意味する言葉です。

文学作品などの中で用いられることが多いので、なんとなく知的な綺麗な言葉という感じがするのではないでしょうか。

この「憧憬」にはふた通りの読み方があることを知っていますか?

あまり口頭で使うことはないかもしれませんが、いざという時に読めなくて困らないようきちんと確認しておきましょう。

今回は「憧憬」の意味と使い方!読み方は?「憧憬の念」とは?【例文】についてご説明いたします!

「憧憬」の読み方と意味

「憧憬」は「しょうけい」または「どうけい」と読みます。

もともとは「しょうけい」が正式な読み方で、「どうけい」は慣用読みです。

ですが、現代ではどちらも正しい読み方として使われています。

むしろ「憧」の「童」の部分は「どう」と読みますので、「どうけい」の方が漢字を想像しやすいからでしょうか、「しょうけい」よりも「どうけい」の方が多く使われているようです。

さて、「憧憬」は「あこがれること」という意味です。

まさに「憧れ」という漢字を使っていますね。

「憬れ」も「あこがれ」と読みますので、同じような意味の漢字を二つ重ねた熟語ということになります。

「憧憬」の使い方

「憧憬」は「あこがれること」という意味で名詞として使われます。

また、「憧憬する」という動詞の形でも使われます。

「あこがれる」と言うよりもかしこまった感じや文語的な感じがしますので、小説などの中で用いられたり、ビジネスシーンでも使われます。

例文で使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. 外国の暮らしを憧憬する。
  2. 彼はスポーツ万能で同級生たちの憧憬の的であった。
  3. 創立者である社長への憧憬の気持ちを持って入社した。

「憧憬の念」とは?

「憧憬」はよく「憧憬の念」という使い方をします。

「憧憬の念」は「あこがれの気持ち」「あることに憧れること」と言う意味です。

「どうけい(しょうけい)のねん」と読みます。

「念」というのは「常に心の中を往来しているおもい」「気持ち」という意味です。

ですから、「憧憬の念」で「いちずにこめた憧れのおもい」というような意味になるわけです。

多く「憧憬の念を抱く」という使い方をします。

【例文】

  1. 彼女に対してひそかに憧憬の念を抱いている。
  2. フランスの文化に対して強い憧憬の念を持っている。
  3. 彼はあの選手に憧憬の念を抱いたようだった。
  4. 彼の素晴らしい才能を目の当たりにし、憧憬の念を抱いた。

「憧憬」の類義語

「憧憬」の類義語には次のようなものがあります。

  • 憧れる(理想とする人や物事に強く心が引かれる)
  • 賞賛(ほめたたえること)
  • 讃美(ほめたたえること)
  • 敬慕(尊敬して人柄を敬うこと)
  • 思慕(思い慕うこと)
  • 敬愛(ある人を尊敬し親しみの心を持つこと)
  • 心酔(心から慕って感心すること。夢中になること)
  • 傾倒(ある物事に深く心を引かれ夢中になること)

「憧憬」する対象が人であれば「敬慕」「思慕」などと言い換えることもできますね。

他にも憧れて慕うような意味の言葉はたくさんありますので、どれだけあるか調べてみても面白そうです。

「陶酔」の意味と使い方!「心酔」との違いは?【類語・例文】
「陶酔」の意味と使い方!「心酔」との違いは?【類語・例文】「あの人は、自分に陶酔している」なんて言葉、聞いた事ありませんか? あまり良い意味で使われないと思いますが、何かに夢中になっている...

「憧憬」の対義語

「憧憬」の対義語は次のようなものです。

  • 忌避(きらって避けること)
  • 幻滅(幻想から覚めること。憧れで美化していたことが現実とは違うことを知りがっかりすること)
  • 失望(期待はずれでがっかりすること)
  • 嫌悪(憎み嫌うこと。強い不快感を持つこと)
  • 憎悪(憎み嫌うこと)

いずれも、憧れや心が惹きつけられる気持ちとは逆に、憎み嫌ったりがっかりしたりする気持ちを表す言葉です。

まとめ

「憧憬」は何かに憧れ、心が強く引かれることを表す言葉でしたね。

文語的な、かしこまった印象の言葉です。

ビジネスシーンなどのかしこまった場面で、また手紙やメールなどの文章の中で使うことができる言葉ですね。

ふた通りの読み方も覚えておけば、耳で聞いたときにもすぐに意味がわかりますね。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
error: Content is protected !!