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季語

2025年「八十八夜」はいつ?意味や由来とは?いつの季語かや俳句も紹介

2024年「八十八夜」はいつ?意味や由来とは?いつの季語かや俳句も紹介

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「八十八夜」の意味をご存知でしょうか。

様々な美しい表現が特徴的ですが今回はその中の1つ「八十八夜」について解説していきます。

言葉によっては耳なじみがあるものや、中には全く聞いたことが無いものもあるのではないでしょうか。

今回は改めて「八十八夜」について基本的な意味はもちろん、いつの季語なの?由来は?といった疑問にもお答えしていきます。

2025年の「八十八夜」はいつか、「八十八夜」を使った俳句などもご紹介いたします。

2025年の「八十八夜」はいつ?

2025年の「八十八夜」は5月1日の木曜日です。

この日に収穫されたお茶が新茶の初物として市場に出るので、飲んでみたいという方はぜひチェックしてみてくださいね。

「八十八夜」の意味と読み方

「八十八夜」とは、雑節と呼ばれる暦の目安の1つであり、農業(特に種まき)を始めるのにぴったりの日だとされています。

「夏も近づく八十八夜」で始まる茶摘み歌を小さいころに聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

読み方は「はちじゅうはちや」です。

また「八十八夜」はお茶の最盛期ともいわれており、この八十八夜に摘んだお茶は新茶の中でも「初物」と呼ばれ、長寿のご利益もあると言われているんですよ。

「八十八夜」の由来

江戸時代に書かれた「伊勢暦」という暦の中でもう既に「八十八夜」という言葉は使われていました。

その後1686年に公式に暦日として定められました。

「八十八夜」を迎えるまでは寒さがぶり返したりと天候がなかなか安定せず、農作業を始めてしまうと思わぬ寒さで冷害となってしまうこともあります。

「八十八夜」を過ぎると安定して気温が上昇し、夏へと向かっていくので「農業を始める」のに適した日として知られていたんですね。

お茶の文化が広まり、新茶が縁起物として親しまれていくのと同時にこの「八十八夜」という概念も広く浸透していったものと考えられています。

「八十八夜」はいつの季語?

「八十八夜」は俳句を作る上で「春」の季語として使われています。

ただし春ならいつでも使えるという訳ではなく、春を「初春」「仲春」「晩春」の3つに分けた中の「晩春」、つまり春の終わりごろに使うことの出来る季語なんですよ。

春らしさの中にも夏の足音を感じる事が出来る、ワクワク感も感じる事が出来る美しい季語ですよね。

「八十八夜」を使った俳句

雨風の 八十八夜 すべもなし
(あめかぜの はちじゅうはちや すべもなし)
石田波郷

偕老の八十八夜の茶もともに
(かいろうの はちじゅうはちやの ちゃもともに)
大野林火

鯉のぼり泳ぎて八十八夜超す
(こいのぼり およぎてはちじゅうはちや こす)
平畑静塔

まとめ

季語は俳句だだけではなく、手紙やビジネス文書などの時候の挨拶でも多く使われており数多く覚えて損はありません。

春夏秋冬、日本を美しく彩る四季ならではの情景を繊細かつとても美しく表現した言葉ばかりなので眺めているだけでもとても楽しいんですよ。

季語と実際の景色を見比べる、などという楽しみ方も面白いですね。

日本にしかない「季語」という言葉で季節の移り変わりをより詳しく感じてみてはいかがでしょうか。

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