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縁起も良く華やかな七福神ですが、そのリーダーは誰かご存知でしょうか。
もしリーダーがいるとなると、七福神の順番も格上からなのか?(笑)気になりますよね。
そして七福神が実は8人だった?という説もあるとかないとか。
今回は、七福神のリーダーは誰なのか、並べる順番、実は8人目がいるのか等、七福神の秘密について迫っていこうと思います!
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七福神のリーダーは誰?
いきなり答えですが、七福神のリーダーは「大黒天」だと言われています。
大黒天は、頭巾をかぶり、右手に打ち出の小槌、左手に大きな袋を持って米俵に乗った姿の神様です。
大黒天は元々は農業の神様とされており、現代でのご利益は主に
- 財運福徳
- 五穀豊穣
- 出世開運
となっています。
ただし、大黒天が七福神のリーダーとされている由来は、はっきりとはありません。
歴史学者である武光誠氏の著書「七福神の謎77」によると、大黒天はリーダーにふさわしい要素を備えているとされています。
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確かに、大黒天は大変威厳のある神様であることは間違いありません。
その理由として、大黒天はインドが由来の神様であり、ヒンドゥー教の最高神の1柱である「シヴァ神」の化身とされています。
また、日本において大黒天は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と同一神であるとも言われています。
大国主命はあの出雲大社の祭神であり、さらに七福神のメンバーの一人である恵比寿天の親となります。
このように大黒天はリーダーと言われる説はあるものの、はっきりした由来はこれと言ってみつかりませんが、リーダーにふさわしい格ある偉大な神様であることは確かなのです。
七福神を並べる順番は?
置物などで七福神を並べるときなど、順番はどうしたら良いか悩むことはありませんか?
実は七福神を並べる順番には、ルールや決まり事はありません。
縦横1列でも2列や3列でも、また宝船に七福神を乗せる場合でも、並べる順番は特に決まりはないのです。
ですから、自分の好きなように並べてOKです。
ただし、一般的な並べ方でよく見られることの多い並べ方というものはあります。
それが「七福神に加わった順」という並べ方です。
そうなりますと、
恵比寿天 → 大黒天 → 毘沙門天 → 弁財天 → 福禄寿 → 寿老人 → 布袋尊
という順番になります。
他にも「自分願い事を叶えて欲しい神様の順に並べる」「毎月並べ方を順番に交代させる」などの方法もありますので、自分で飾りたいという方はご自分の思った通りに並べると良いでしょう。
合わせて読みたい▽
>>七福神の並び方にルールや順番はある?横並びや2列の時は?どこに置くといい?
8人目の七福神がいるとされる由来と理由とは?
七福神には、実は8人目がいたとされています。
その8人目と言われているのが、「吉祥天」「達磨大師」「お福」の3人です。
ここでは、その3人について詳しく解説していきます。
と、その前になぜ8人目がいると言われているのか疑問に思いませんか?
実は、七福神に「8人目」がいると言われているワケには下記の3つの由来と理由があります。
1、福禄寿と寿老人は同一人物と考えるため、もう一人神様がいるから
2、七福神の由来は中国八仙であり、元々が本当は「八福神」であったから
3、地域活性化や当時の流行で「八福神」ができたから
ざっくりと説明するとこの3つの由来と理由が七福神の8人目説と言われる所以となりましたが、これも諸説あるようです。
それでは、いよいよメインの「8人目」の3人を解説いたしましょう。
1,「吉祥天(きっしょうてん)」
吉祥天は「幸福」「美」「繁栄」をご利益とする女神です。
ヒンドゥー教由来の神様で、冠を被り、左手に如意宝珠を持ち、容貌は美しく古代中国の貴族のような格好で描かれているものが多くあります。
吉祥天は七福神のメンバーの一人である毘沙門天の妻、もしくは妹と言われている神様でもあります。
吉祥天を七福神の8人目としているのは、主に下記の地域になります。
「七福よりもっと縁起が良い」「地域の名前に八が付くから」などの理由で七福神巡りを地域で盛り上げているようです。
・千葉県八千代市 八千代八福神
・東京都八王子市 八王子七福神
・埼玉県久喜市栗橋 くりはし八福神
2,「達磨大師」
達磨大師は「厄除け」「開運」のご利益があるとされる高僧です。
実在したかどうかは不明で、南インド地方の王子であったとか、ペルシャ人であったとか諸説あります。
中国の南朝 宋に渡って禅宗の開祖となり、少林寺で悟りを開くための修行として坐禅を9年間続けた結果、手足が腐り落ちて達磨のような姿になったという伝説があります。
達磨大師を8人目の七福神としてお祀りしているのは下記になります。
・神奈川県横浜市瀬谷区 瀬谷八福神
・愛知県豊橋市 吉田七福神
瀬谷八福神は、1984年に瀬谷仏教会が創設して地域を盛り上げたものです。
吉田七福神は1997年に開創され、達磨大師の豊橋閣日進院を入れたことにより、8箇所を巡礼するようになっています。
3,「お多福(おたふく)」
お多福は「家内安全」や「幸福」のご利益があるとされており、特に京都では「おふくはん」「おふくさん」などの愛称で親しまれています。
由来は、1712年(正徳2年)の江戸時代のこと、清水寺に「八福神図」が奉納されました。
その8人目として描かれていたのが、布袋尊にお酌をする「お多福」だったのです。
江戸時代は日本各地で縁起物ブームの時代ですから「これは七福以上の福に恵まれるに違いない!」と大評判になったのです。
お多福を8人目の七福神としてお祀りしている地域は下記になります。
・京都府京都市東山区 清水寺八福神
・神奈川県横浜市鶴見区 鶴見八福神
まとめ
七福神のリーダーは大黒天だという巷説はありますが、はっきりした由来はありません。
しかし、大黒天は偉大で格ある神様であり、リーダーだと言われるにふさわしい神様だと言えるでしょう。
七福神を並べる際の順番は、特に決まりはありませんので、好きなように並べましょう。
そして、8人目とされる神様は「吉祥天」「達磨大師」「お多福」の3人が有名です。
今回は七福神の謎に迫ってみましたが、まだまだ色々な説があるようです。
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