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「黄梅の候」は夏に使いたい時候の挨拶の1つです。
その名の通り「黄梅」の時期に使うのですが、黄梅の時期とはいつなのでしょうか。
今回は「黄梅の候」についてその使用時期はいつからいつまでなのかというのはもちろん、結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。
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「黄梅の候」の時期はいつからいつまで?
「黄梅の候」は暦の上で「夏の半ば頃」となる6月中盤の時期に使う事が出来る時候の挨拶です。
暦の目安となる七十二候の中の「梅子黄」という期間に使えます。
6月16日から6月21日頃が「梅子黄」となります。
「黄梅の候」の意味と読み方
「黄梅の候」は「梅の実も色づく夏の半ば頃になりましたね」という意味の言葉です。
読み方は「おうばいのこう」です。
梅の実は6月から7月が収穫時期と言われており、中でも黄梅は6月下旬が収穫なので、夏の半ば頃を表現する言葉としても使われているんですね。
「黄梅の候」の使い方例文
ビジネス
【書き出し】
- 拝啓 黄梅の候、貴社にはますますご清祥の事と心よりお慶び申し上げます。
- 拝啓 黄梅の候、貴社におかれましては一層ご発展の段、お喜び申し上げます。
- 拝啓 黄梅の候、貴社より一層ご隆盛の折、大慶の至りと存じます。
【結び】
- 雨降り続く時節ではございますが、貴社ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
- 梅雨空で晴れ間恋しい季節、貴社におかれましてもいよいよのご多忙をお祈り申し上げます。
- 天候不順の日が続いております。貴社の皆様方におかれましてもご自愛専一にてお過ごしください。
目上の方
【書き出し】
- 拝啓 黄梅の候、〇〇様におかれましてはますますご隆昌の事と拝察いたします。
- 拝啓 黄梅の候、御一同様にはいよいよご繁栄の事と存じます。
- 拝啓 黄梅の候、〇〇様にはますますご躍進の事とお慶び申し上げます。
【結び】
- 鬱々とする梅雨空続く季節ではございますが、どうぞお変わりなくご壮健にお過ごしください。
- 長雨の季節です。ご一同様におかれましてもどうぞご健康にご留意してお過ごしください。
- 梅雨寒の日も多くございます。〇〇様におかれましてはくれぐれも体調にご留意ください。
カジュアルな挨拶文
【書き出し】
- 梅の実も色づく季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 木々になる梅も色づいてきましたね、ご無沙汰しておりますがお元気でお過ごしでしょうか。
- 梅雨空に色づく梅が美しい季節です。お変わりなくお過ごしでしょうか。
【結び】
- ふとした晴れ間に心ホッとする季節ですね。くれぐれも風邪などひかれませんようお気を付けください。
- いつ上がるかも知れぬ長雨に心も塞ぎこんでしまう季節ですが、どうぞお元気でお過ごしください。
- 晴れた空恋しい季節です、体調崩されませんようどうぞお気をつけください。
まとめ
梅雨時期に使う時候の挨拶ですが「梅雨」という言葉を使わず「梅の実」を使って表現する所に日本の繊細な表現力を感じる事が出来るのではないでしょうか。
体調を崩したり、心が暗くなってしまったりと不調となる人も多い時期なので、受け取る相手の体調などを気遣う言葉とセットで使うのがおすすめです。