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えびす講とは?2025年はいつ?由来やお供え物について解説!

えびす講とは?2024年はいつ?由来やお供え物について解説!

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今回のテーマは「えびす講」。

「えびす講」は一回くらいはこの言葉を耳にしたことはある方も多いと思います。

恵比寿天をお祀りしているご家庭ならば、身近なものかもしれませんね。

今回は、えびす講の由来やお供物、2025年はいつ行われるのか等をご説明いたします。

>>七福神で金運の神様は誰?宝くじにいいのは?金運にいい並び方はある?

「えびす講」とは?

えびす講(えびすこう)は、神様である恵比寿天をお祀りする庶民信仰の一つです。

時期は、神無月である10月の20日に行われます。

豊作と大漁、そして商売繁盛を祈願すると共に、1年間の無事の感謝の気持ちを捧げて恵比寿天をお祀りする行事です。

10月20日と言っても旧暦のことですので、現代では10月〜11月にかけ、恵比寿天をお祀りしている各神社やご家庭で行われています。

えびす講の「講」とは?

そもそもえびす講の「講」とは、仏教界で言うところの「法会(ほうえ)」のことです。

つまり元々は、経典の講義や仏の徳について賛美し合う集まりや行事のことを指していました。

それが時と共に集まりという意味だけではなく、団体や活動を意味する言葉へと「講」という意味は発展していったのです。

ですから「えびす講」の他に「地蔵講」や「伊勢講」「富士講」など様々な「講」が昔はたくさんありました。

よって、その講の中の一つが恵比寿天をお祀りする「えびす講」と言う訳なのです。

恵比寿天は七福神の一人

ところで、恵比寿天と言えば七福神のうちの1人ですが、実は七福神の中では唯一の日本の神様です。

左手に鯛を持ち、右手に釣竿を持ち、立派な福耳とにっこりしたお顔が特徴で、古くから日本で愛されている神様です。

ご利益としては「商売繁盛」が有名ですが、恵比寿天はその由来から海に繋がりのある神様とされており、元々は豊漁や海上安全のご利益がメインでした。

やがて大黒天とも一緒にお祀りされる様になった恵比寿天は、商売繁盛や五穀豊穣も担う神様となっていきました。

恵比寿天は「神様会議」に参加しない?

さらにこの恵比寿天は、なんと「留守神様」でもあります。

これがえびす講の由来の鍵になっているのです。

10月の神無月、八百万の神様たちは出雲へ会議に出かけます。

神様がいなくなるから「神無月」なのですが、恵比寿天だけはこの会議に出かけません。

ですから「留守神様」と言われているのです。

このことから、神無月に残って人々を守ってくれる恵比寿天をお祀りするという風習が生まれ、それが「えびす講」となったという言い伝えがあるのです。

2025年のえびす講はいつ?

10月のカレンダー

えびす講は旧暦である神無月の10月20日に行われていました。

ですから、前述した様に現代では10月〜11月の間に各地域や神社などで行われています。

例えば、そのまま新暦の10月20日にえびす講を行うところもあれば、旧暦の10月20日が新暦のいつになるか当てはめて行うところもあったり、土日祝日を考慮してずらすところもあるのです。

開催する場所や地域によって日付が異なりますので、もし行こうと思っている方は、必ず日付をチェックしてから行く様にしてくださいね。

えびす講のお供物って?

えびす講のお供え物は、主に下記です。

  • 旬の果物や野菜
  • お頭付きの魚

しかし家庭内でお祀りする場合では、けんちん汁や、あんころ餅などもお供えします。

地域によっては、生きた鮒を水鉢に入れてお供えし、えびす講が終わると放って罪滅ぼしをするという意味の風習もあります。

また、商売繁盛のご利益に関連するものとして、そろばん、小銭、財布などをお供えする場合もあります。

さらにお供物をお下げする時は「万々両で買受けます」と景気良く一言添える地域もあります。

えびす講のやり方やお供物は、地域によって色々な作法があるようですね。

えびす講と十日戎の違いは?

十日戎(とおかえびす)は、関西では馴染みが深く有名です。

えびす講が神無月である10月に行われることに対し、十日戎は正月のある1月です。

大阪を筆頭に西日本エリアで、毎年1月9日〜11日の3日間開催されます。

十日戎の特徴は、商売繁盛を祈願し、配られた福笹に縁起物の飾りを買って、福娘につけてもらうというところです。

十日戎ではあちこちで「商売繁盛!笹持ってこーい!」という言葉が飛び交い、活気に溢れています。

商人の街 大阪では「正月よりも盛り上がる」とし、商売をしている人には大変な人気があるお祭りでもあるとのこと。

秋のえびす講、新年の十日戎、どちらも恵比寿天をお祀りする昔からの大切な行事なのですね。

まとめ

えびす講とは、旧暦の神無月である10月の20日に、豊作と大漁、そして商売繁盛を祈願すると共に、1年間の無事の感謝の気持ちを捧げ、恵比寿天をお祀りする行事です。

現代では10月〜11月の間に行われ、開催する地域や場所によって日付が異なります。

お供物も地域によっては異なりますが、旬の果物や野菜、酒、餅などがメジャーです。

恵比寿天について、もっと知りたいと思った方はこちらもぜひご覧くださいね。

>>七福神で日本の神様は誰?なんの神様?ご利益や由来も解説

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