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「過半数」という言葉は特に選挙の時などによく聞く言葉ですね。
さて、過半数は半分の数字を取ればいいのでしょうか?半分だった場合は?
似た言葉に「半数以上」もよく使われます。
どちらも、例えば採決をとって賛成が半分よりも多くなった時などに「半数以上の賛成」とか「賛成が過半数」などと言うと思います。
また、「過半数を超える」という表現は間違いなのか?
今回は、「過半数」の意味とは?半分と半数以上は?「過半数を超える」は間違い?例文つきについて解説していきます。
>>「半数以上」と「過半数」の違いは?意味と使い分け方を解説!【例文つき】
「過半数」の意味

「過半数」は「全体の半分より多い数」という意味です。
「かはんすう」と読みます。
「半数」を「過ぎる」と書きますね。
ですので、「過半数」の場合は「半数」「半分」は含みません。
先の例で言えば、人が100人います。
例文
- この提案に対して、反対派が全体の過半数を占めた。(反対派の方賛成派よりも多い)
- 会議で自分の出したアイディアが過半数の支持を得て実現することになった。(半分を超えて多い人数)
半分と半数以上は?
「過半数」は「全体の半分より多い数」ですから、「半分」「半数以上」は含みません。
この時に「過半数」というのは、51人から100人のことを指します。
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>>「以上・以下」「上記・下記」の正しい使い分け方と違いは?【例文つき】
「半数以上」の意味

「半数以上」は含むんじゃないの?と思うかもしれません。
「半数以上」は、「半数を含め、それより多い数量」という意味です。
「半数」は、「全体の半分の数」という意味です。
例えば、人が100人いたら、「半数」は50人のことです。
ですから、「半数以上」というのは、この場合50人を含めて、50人から100人までを指すということになります。
「過半数を超える」は間違い?
「過半数以上」という言葉を使う人がいますが、これは間違いです。
半数を超える数を超える、となってしまいますから二重表現ですね。
「半数以上」と「過半数」が混同されてくっついてしまっています。
同じように「過半数を過ぎる」などというのも重複表現です。
選挙のニュースなどでは、ある政党などが議席の半数を一つでも上回って獲得するかどうかが注目点です。
そのため、あえて「過半数を超えました」などと言うこともありますので、絶対に使ってはいけないというわけではないのですが、日本語の意味としては重複表現ですので普段の会話などでは使わないようにしましょう。
非常によくある間違いですので、気をつけましょう。
まとめ
「過半数」は会社や学校などでも使われる言葉です。
半分を含むのか、半数以上も過半数になるのかなど混同しやすいですね。
この機会にそれぞれの意味や違いを正しく理解して、使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!