※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
ビジネスシーンで、しばしば何かに加わるときに使う言葉に、「参画」や「参集」があります。
一般的には「参加」という言葉を使いますよね。
どれも「参」の字がついて似ていますが、これらの言葉の違いがわかりますか?
区別せずに使っているという人もいるかもしれません。
ですが、実は意味の違いがある言葉なんです。
今回は、「参画・参加・参集」の違いは?意味と使い分け方を解説!【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「参画・参加・参集」の違いは?
「参画・参加・参集」の違いを簡単にまとめると
- 「参画」は「計画に加わること」
- 「参加」は「仲間に加わること」
- 「参集」は「集まってくること」
となります。
それぞれの意味や使い方を見ていきましょう。
「参画」の意味
「参画」は「計画の相談に加わること」という意味です。
「さんかく」と読みます。
事業や計画などに、計画段階から加わるようなことを指して使います。
少し堅苦しい感じの言葉ですので、友達同士の会話などでは使うことはあまりないでしょう。
ビジネスシーンやお役所言葉として使われることが多いです。
【例文】
- この度のイベントにはわが社も参画いたします。
- 法律案の作成に参画する。
- A国での火力発電事業に参画する。
「参加」の意味
「参加」は「仲間に加わること」という意味です。
「さんか」と読みます。
こちらは「参画」よりも気軽に、普段の会話でも使うような言葉ですね。
何かに「加わる」ということを指していますので、広く一般的に使える言葉です。
【例文】
- 今日の会議に参加することになった。
- 実験に参加する。
- マラソン大会の参加者を募集している。
「参集」の意味
「参集」は「集まってくること」という意味です。
「さんしゅう」と読みます。
「参る」と「集まる」という字なので、そのままの意味と言ってよいでしょう。
人々が、目的を持って集まってくることを表します。
これも「参画」と同じく堅苦しい印象の言葉ですので、ビジネスシーンやお役所関連で使われる言葉という感じです。
「集まる」という意味から、「ご参集」という形でスピーチや文書でもよく使われる言葉です。
【例文】
- 全国から参集する。
- 全職員非常参集訓練。
- このたびはご参集いただきありがとうございます。
「参画・参加・参集」の使い分け方
「参画・参加・参集」の違いを確認しましょう。
「参画」は事業や計画に加わるということに限って使う言葉です。
ただ仲間に入るということではなく、計画段階から関わるような場合に使う言葉です。
「参加」はもっと広い意味で、何かすでにあるものに加わる時に使います。
イベントに「参画」する、ということは、そのイベントの企画段階から関わるという意味合いになります。
それに対してイベントに「参加」する、というと、すでにあるイベントに後から加わるということになります。
イベントに出かけて楽しむような時にも「参加」と言いますよね。
そして、「参集」は「集まってくる」ということを強調する言葉です。
ですから「参加者が参集する」ということもありえます。
【例文】
- 我が社はこのイベントに参画している。(このイベントの計画段階から関わっている)
- 私はこのイベントに参加します。(すでにあるこのイベントに加わります)
- 彼らはこのイベントに参集した。(このイベントに参加するため集まった)
「参画・参加・参集」の類義語
「参画・参加・参集」の類義語には次のようなものがあります。
「参画」の類義語
- 関与(ある物事に関係すること。たずさわること)
- 参与(あることにあずかり加わること)
「参加」の類義語
- 加入(団体や組織などの仲間に加わること)
- 入会(ある団体に入ってその会員となること)
- 出席(会合や学校の授業に出ること)
- 加盟(団体、組織などに一員として加わること)
「参集」の類義語
- 集合(一か所に集まる、または集めること)
- 集まる(多くのものが一つに寄ってくること)
- 集う(人々が一か所に寄り合うこと)
- 会合(相談、討議などのために人が寄りあつまること。また、その集まり)
「参画・参加・参集」の対義語
「参画・参加・参集」の対義語には次のようなものがあります。
「参画」の対義語
- 脱退(ある団体、組織の一員であることを自分の意思でやめること)
「参加」の対義語
- 不参加(参加しないこと)
そのほか、シチュエーションによりますが、「脱退」や「脱退」「脱会」なども反対語になるでしょう。
「参集」の対義語
- 解散(集まっている人が別れ散ること)
- 離散(まとまっていた人々が、互いに離れ離れになること)
などになります。
まとめ
「参画・参加・参集」、似ているけれどちょっと意味が違いましたね。
似ている言葉はきちんと違いを理解して、使い分けができると細かなニュアンスまで正確に伝えることができるようになりますよ。
ぜひ参考になさってください。
最後までお読みくださりありがとうございました!