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5月1日は、日本の伝統的な涼をとる道具であり、芸術品や儀式用具としても重要な役割を果たしてきた「扇(おうぎ)」を記念する「扇の日」です。

平安時代の貴族から現代の私たちまで、長く愛され続けている扇。

今回は、なぜ5月1日が「扇の日」と定められたのか、その由来と、日本における扇の発展について、解説していきます。

扇の日とは(由来・意味・制定日)

「扇の日」は、毎年5月1日で、京都扇子団扇商工協同組合によって、1990年(平成2年)に制定されました。

この日が選ばれた理由は、『源氏物語』に登場する光源氏が、女性に扇を贈ったとされる日が5月1日であったという故事と、に由来しています。

また、当時、扇は「想いを伝える」ツールでもありました。

そこで、5(コ)1(イ)の日との語呂合わせから、5月1日に設定されました。

また、5月は初夏を迎え、これから扇子が活躍する季節の始まりであることも理由の一つです。

この記念日は、日本の伝統工芸品である扇子の魅力を再発見し、その普及と技術の継承を目的としています。

扇の歴史と進化

日本独自の発明

扇(扇子)は、実は日本で発明された独自の道具です。

奈良時代初期(8世紀頃)に、木簡(文字を書くための木の板)を束ねて作られた「檜扇(ひおうぎ)」がその起源とされています。

当初は涼をとるためではなく、貴族が儀式の作法などを書き留めるメモ帳(カンペ)として使われていました。

紙の扇の誕生

平安時代になると、竹や木の骨組みに紙を貼った「蝙蝠扇(かわほりおうぎ)」が登場しました。

開いた形がコウモリの羽に似ていることから名付けられ、これが現在の扇子の原型となりました。

この時代、扇は貴族の正装に欠かせない装身具であり、和歌を書いて贈るなど、コミュニケーションツールとしても重要な役割を果たしました。

多様な用途

江戸時代になると、扇子は庶民の間にも広く普及しました。

涼をとるだけでなく、茶道、舞踊、落語、落語、能、狂言などの伝統芸能において、感情や情景を表現するための重要な小道具として発展しました。

また、末広がりの形から縁起が良いとされ、冠婚葬祭の儀式用具や贈答品としても定着しました。

扇の日の過ごし方・関連行事

「扇の日」には、これからの季節に向けて、新しい扇子を新調してみてはいかがでしょうか。

京都の「京扇子」や東京の「江戸扇子」など、職人の手仕事による伝統的な扇子は、見た目の美しさだけでなく、開閉の滑らかさや心地よい風が魅力です。

最近では、洋服にも合わせやすいモダンなデザインや、香りが付いたもの、シルクやレース素材のものなど、多様な扇子が販売されています。

また、使わなくなった古い扇子を供養する「扇供養」を行っている寺社もありますよ。

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