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暦の言葉を見ていると、「桐始結花」という美しい表記に出会うことがあります。

七十二候とは、二十四節気をさらに三つに分け、約五日ごとの季節の移ろいを自然の変化で表した暦の言葉です。

今回は、「桐始結花」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「桐始結花」の意味とは?

「桐始結花」とは、桐の花が実を結び始める頃という意味です。

「桐始結花」は、「きりはじめてはなをむすぶ」と読みます。

「桐」はキリの木、「始」は始まること、「結花」は花が実を結ぶことを表します。

初夏に咲いた桐の花が終わり、盛夏を迎える頃に実がなり始める自然の様子を示しています。

項目 内容
言葉 桐始結花
意味 桐の花が実を結び始める頃
読み方 きりはじめてはなをむすぶ
分類 七十二候の第三十四候、大暑の初候
時期 7月23日頃から7月27日頃

桐は成長が早く、十数メートルの大木になります。初夏に薄紫色の美しい花を咲かせた後、夏になると卵形の固い実をつけます。

その実がなり始める様子を、季節が夏本番へと進むしるしとして捉えたのが「桐始結花」です。

「桐始結花」はいつの季節?

「桐始結花」は、二十四節気「大暑」の初候にあたります。

時期は、例年7月23日頃から7月27日頃です。ただし、七十二候の日付は年によって少し前後します。

区分 内容
二十四節気 大暑
七十二候 初候・第三十四候
時期 7月23日頃〜7月27日頃
前の七十二候 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
次の七十二候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

大暑は、一年でもっともうだるような暑さが続く頃という意味を持つ二十四節気です。

日本では、梅雨が明けて夏空が広がり、強烈な日差しが照りつける時期にあたります。

人間にとっては厳しい暑さですが、植物たちは太陽の光を浴びて力強く成長し、実を結んでいきます。

「桐始結花」の由来

「桐始結花」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

七十二候では、植物の開花や結実を季節の目安とします。

大暑というもっとも暑い時期の始まりに、高貴な木とされる桐の実がなり始める様子を配したものです。

言葉 由来・意味
古くから神聖視され、家紋や紋章にも使われる高貴な木。
結花 花が実を結ぶこと。命が次の段階へ進むことを表す。
大暑 暑さがもっとも厳しくなる二十四節気。

桐は中国では鳳凰がとまる木として神聖視され、日本でも「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章として、足利尊氏や豊臣秀吉などの武将、そして現在の日本国政府の紋章にも使われています。

500円硬貨の表に描かれているのも桐の花です。

古くから人々の生活や文化に深く根づいてきた木だからこそ、暦の言葉にも選ばれたのでしょう。

「桐始結花」の使い方・例文

「桐始結花」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、大暑の始まりを表す季節語として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 桐始結花の候、いよいよ本格的な暑さを迎えております。
季節の文章 桐始結花を迎え、見上げる梢に緑の実が目立つようになりました。
暦の説明 大暑の初候は「桐始結花」といい、桐が実を結び始める頃を表します。
日記・短文 厳しい日差しの中、桐始結花という言葉の力強さを感じます。

一般向けの文章では、「桐始結花」だけでは読みにくいため、「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」と読み方を添えるとよいでしょう。

「桐始結花」と大暑の七十二候

「桐始結花」は、大暑の三つの七十二候のうち、最初にあたります。

大暑の七十二候は、桐の実、蒸し暑い土、そして夏の激しい雨というように、もっとも暑い時期の自然の力強さを順に表しています。

大暑の七十二候 読み方 意味
桐始結花 きりはじめてはなをむすぶ 桐の花が実を結び始める頃
土潤溽暑 つちうるおうてむしあつし 土が湿って蒸し暑くなる頃
大雨時行 たいうときどきふる 夏の激しい雨が時々降る頃

「桐始結花」は、その大暑の始まりに置かれた言葉です。

厳しい暑さの中でも、自然界は着実に次の命の準備を進めている。そんな生命の営みを伝えてくれる暦の言葉ですね。

まとめ

「桐始結花」は、桐の花が実を結び始める頃を表す七十二候の言葉です。

読み方は「きりはじめてはなをむすぶ」で、二十四節気では大暑の初候にあたります。

時期は例年7月23日頃から7月27日頃で、一年でもっとも暑い時期を迎え、桐の木に卵形の実がなり始める頃です。

「結花」と書いて「はなをむすぶ」と読むところが少し難しいですが、意味を知ると、命のつながりを感じる美しい言葉だとわかります。

大暑の頃には、ぜひ「桐始結花」という暦の言葉を思い出してみてくださいね。

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