※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「毅然とした態度」って、どんな態度かわかりますか?
なんらかの問題に対応するときなどに「毅然とした態度が必要だ」などと言われることがあります。
そう言われても、どのように対応すれば「毅然」としていることになるのかわからないかもしれませんよね。
ぜひ「毅然」という言葉の意味をしっかり理解しておきましょう。
今回は、「毅然」の意味と使い方!「毅然とした態度」とはどんな態度?についてご説明いたします!
「毅然」の意味
「毅然」は「意志が強くしっかりとしていて物事に動じないさま」という意味です。
「きぜん」と読みます。
「毅然」の「毅」は「意志が強い」「思い切りが良い」「強い」といった意味のある漢字です。
「然」は状態を表す語を作る漢字なので、「毅」と「然」でそのまま「意志が強いさま」といった意味になりますね。
「毅然」は自分の信念を貫くような、意志の強いしっかりした態度で物事に臨む様子を表します。
「毅然」の使い方
「毅然」は「毅然」だけで「毅然だ」「毅然ですね」などと使うことはまずありません。
「毅然と」「毅然とした」「毅然たる」などの使い方をし、動詞や名詞を修飾する形で使います。
「毅然として⚪︎⚪︎する」「毅然とした⚪︎⚪︎」などの形で、意志が強くしっかりして動じないさまを表します。
あまり友人や家族との会話のような、気軽な口語としては使わないかもしれません。
ですが、ビジネスシーンやニュース、文章の中などではよく使われる言葉です。
「毅然」の例文
- 彼は周囲の冷やかしにもめげず、終始毅然とした様子で受け答えした。
- 彼女はインタビューに答えて理想のアイドル像について毅然と語った。
- 理不尽な要求の数々を、彼は毅然として断り続けた。
- 毅然たる姿勢で立ち向かう。
「毅然とした態度」とはどんな態度?
「毅然」は「毅然とした態度」という使い方をされることがよくあります。
「毅然」の意味からも、「毅然とした態度」とは、「意志が強く、物事に動じない態度」ということになりますね。
困難などを前にしても動じない、堂々とした態度ということです。
と言っても、自分の意志を押し通すために高圧的な態度をとるということではありません。
- 優柔不断な言動をしない
- ハキハキと、落ち着いた話し方
- 相手の目を見て話す
といった態度をとることで、相手に「毅然」としている印象を与えることができます。
「毅然とした態度」をとるということは、ビジネスシーンでは特に重要な要素ですよね。
自分が正しいと確信して正義を貫きたいときや、相手の理不尽な言いがかりを退けるとき、何かをきっぱりと断りたいときなど、「毅然とした態度」をとる必要があるシーンもしばしばあると思います。
ぜひ「毅然とした態度」を意識して対応していきたいものですね。
「毅然とした態度」の例文
- 悪質なクレーマーへの対応に毅然とした態度で臨む。
- 彼はヤジを飛ばされても毅然とした態度を失わなかった。
- 毅然とした態度で交渉を行う。
「毅然」の類義語
「毅然」の類義語には次のようなものがあります。
- 泰然(落ち着いていて物事に驚かないさま)
- 平然(平気で落ち着き払っているさま)
- 決然(覚悟を決めたさま)
- 断固(周囲の状況や意見に左右されないさま)
- 断然(態度のきっぱりしているさま)
- きっぱり(固い決意ではっきりと行うさま)
いずれも落ち着いている、意志が強いといった意味合いの言葉です。
「毅然」の対義語
「毅然」の対義語は特に決まっていません。
「意志が強い」ということの反対なので、
- 優柔不断(気が弱く決断力に乏しいこと)
- 臆病(ちょっとしたことにも恐れたり尻込みしたりすること)
などが反対に近いと言えるのではないでしょうか。
まとめ
「毅然」とすることは、自分の意志をしっかり持って周りに流されず、堂々としていることです。
自分に自信がなかったり、周囲からいろいろ言われたりして、なかなか「毅然とした態度」を貫くことは難しいですよね。
ですが、仕事をしていく上で「毅然とした態度」が必要な場面もしばしばあります。
ぜひ自分の信念や、冷静さといったことを心がけて「毅然」としたいものですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!