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日経企業に勤めています。
タイへ進出するということで私に白羽の矢が立ち悩んだ末に1年間タイへ海外赴任することにしました。
タイは個人的に海外旅行で行ったことがある地だったので雰囲気は何となく掴めていましたが、いざ実際海外赴任してみると良いことやら悪いことやら色々ありました。
トータルは…良かったです。
これからタイへ海外赴任するという方の参考になれば嬉しいです。
目次
タイでの海外赴任のメリット・デメリットについて
私は、約1年間タイへ海外赴任しました。
今までアジア圏へは数か所旅行しており、タイも一度訪れたことのある地でした。
旅行の時に食事も口に合うし物価は安いし…という印象が残ってたため会社から打診が来たときは悩みはしましたが、比較的前向き引き受けました。
気候は暑いが慣れる!お腹の弱い人は水・魚介類に注意
いざ、赴任してみるとどうだったかというと…タイの気候は暑いですがすぐ慣れます。
日本の夏の方がきつい気がしました。
ただ雨季乾季があり雨季は「また雨か」と仕方ありませんが都度感じていました。
赴任して特に気を配っていたことは水、魚介、甲殻類を口にすることです。
私は元来お腹も弱くその点が非常に心配していました。
水はミネラルウォーターは特に問題はありませんが、魚介、甲殻類は特に気を配りました。
ビビりなので屋台ではカニ、エビは避けていましたが一度高級レストランで接待を受けたときに出てきました。
食べない訳にもいかない状態でしたが食べているフリをして一口だけ頂きました。
翌日から食欲がなくなり熱がでて当然お腹も壊し3日ほど寝込んでしまいました。
それを機により一層一口でも口にすることはありませんでした。
水にしろ魚介類にしろ慣れてしまえば大丈夫とは聞きますが赴任1年の間に試す勇気はありませんでした。
その他食事は大変口に合い苦労はしませんでした。
日本食は食べれるので安心してOK!タイのお辞儀の文化は日本人に合うと思う
タイは日本食も多くさみしくなればどこかで食べることが出来ます(バンコクの場合です。ほかの地域はわかりません)。
ただそれでも梅干し、お味噌汁、日本の白ご飯はやっぱり無性に食べたくなります。
仕事に関して言えば、タイの方々は人柄もよく仏教徒の国だけあってすぐ手を合わせてお礼をしてくれます。
すぐお辞儀をする日本人としては感謝する姿勢は共感できるものを感じました。
タイの人は少しのんびり!
ただやはり文化の違いがあり根本的なところで明らかな差異があります。
日本ほど気候変動もなく年間通じて暑い状態で生活されているので何となくメリハリがない気がしました。
決してサボっているとは言わないですが怠惰な感じを受けることが多々ありました。
仕事でののんびりした対応、いい加減さに最初はカリカリしてなじめませんでしたがいつしか気にならなくなり自分もタイ人よりの気質へ変化したような気がします。
タイの方々は比較的日本人に好印象を抱いているようで〇〇人は嫌いだがということを聞いても日本人のことを悪く言う人はいませんでした。
そういった意味でも日本人には生活、仕事がしやすい土地でした。
ただ日本人というだけで実際は現地で生活していましたが観光客と同等の扱いで露天などで購入する場合はふっかけられていました。
給与体系・福利厚生
給与体系や福利厚生は日本と同等+海外赴任手当がありかつ物価(家賃、食事等々)が安いのでちょっとしたリッチな気分を味わえます。
言葉の壁についてですが、普段は英語で対応していました。
タイ語も覚えようとしましたが発音も私にとっては難しく結局少ししか覚えることが出来ませんでした。
特にヒアリングが全くダメでした。
言語の根本が違うのかもしれません。
まとめ
海外赴任はメリット・デメリットは当然ありますが、確実に言えるメリットは異文化と接することは自分の中にある世界を広げます。
全く異なった文化、風習で育った人と仕事なり日常を一緒に過ごすことは驚きの連続だし自分の正しいと思うことは決して万国に通じることではなくその文化での正しい考え方、倫理観、道徳観があります。
そういったことから今まで正しいと思ってきたことが簡単に覆されてしまいます。
良い意味でこういう世界もあるのだなぁと自分でも不思議なくらいに素直に受け入れることができまた感心できます。
同じ日本人が同様の感覚で接してきたら怒るかもしれませんが…。