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言葉の意味と使い方

「打開」の意味と使い方!「打開策」と「解決策」の違いは?【類義語・例文つき】

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「打開」は何かを打ち破るような、力強いイメージの言葉ですね。

「現状を打開する」

「難局を打開する」

といった使い方で、ビジネスシーンやニュースなどでしばしば使われています。

最近では新型コロナウイルスによる危機、また仕事について、政治問題について、国際的な問題についてなどなど、様々な文脈で使われる言葉ですので、ぜひ意味や使い方を確認しましょう。

今回は、「打開」の意味と使い方!「打開策」と「解決策」の違いは?【類義語・例文つき】についてご説明いたします!

「打開」の意味

「打開」は「行き詰まった点を切り開くこと」という意味です。

「だかい」と読みます。

「打つ」と「開く」と書きます。

この「打」は、バットなどで打つという意味ではなく、語調をととのえる語として使われています。

「打算」などもそうなのですが、動詞の上につける接頭語なので、これ自体に特に意味があるわけではありません。

「開く」の方がメインの意味になるわけです。

「開」は「ひらく」「あける」「はじめる」などの意味ですね。

「開く」と言っても色々なものに対しての「開く」がありますが、「打開」は困難な状況や、行き詰まった事情などを切り開き、解決の糸口をつけるという意味の言葉です。

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「打開」の使い方

「打開」は「行き詰まった点を切り開くこと」という意味です。

いろいろな要因がからんで動きのとれなくなった膠着状態を何とかしていい方向に持って行こうというときに使われる言葉です。

「打開する」「打開策」といった使い方をします。

例文で使い方を確認しましょう。

【例文】

  1. 行き詰まった現状を打開する。
  2. この困難な状況を打開しよう。
  3. 難局を打開する。
  4. 緊急経済対策の早期実施により局面打開を図る。
  5. 連日会議が行われたが、とうとう有効な打開策を見出せなかった。

「打開策」と「解決策」の違いは?

「打開」を使った言葉に「打開策」(だかいさく)があります。

「打開策」は「物事を解決するための作戦や対策のこと」です。

同じように使われる言葉に「解決策」(かいけつさく)があり、似ていますので使い分け方がわからないという人も多そうですね。

「打開策」と「解決策」のそれぞれの意味は、

  • 「打開策」は「困難な状況を克服するための策」
  • 「解決策」は「ものごとを解決に導く策」

ということです。

「策」というのははかりごと、計画ということですね。

どちらも問題解決のための策ということで、使われ方も似ています。

ですが、「打開策」は言葉の意味としては、行き詰まった状況を切り開いて解決に導くための糸口であると言えるのです。

「打開」=その問題の解決、である場合も多いので、「打開策」=「解決策」であることもよくあります。

ですが、「打開策」と「解決策」の使い分け方としては、

使い分け方
  • 「打開策」は解決に向けて進めるように、今の行き詰まった状況を切り開く策
  • 「解決策」はその問題が解決させる策

となります。

スッキリ解決させるのが「解決策」で、「打開策」は必ずしも解決するわけではなく、とりあえず今の膠着状態から一歩前進できるような策、ということですね。

同じように使われている「打開策」と「解決策」ですが、このような違いがあるのです。

【例文】

  1. 政府の財政危機の打開策を提示する。(今の危機的状況をなんとかして乗り切る方法)
  2. 政府の財政危機の解決策を提示する。(財政危機の問題が解決する方法)

「打開」の類義語

「打開」の類義語には次のようなものがあります。

  • 突破(障害や困難を突き破って通り抜けること)
  • 打破(打ち破ること。障害をとりのぞくこと)
  • 解決(もつれていた物事にけりをつけたり、問題に結論を出したりすること)
  • 起死回生(崩壊や敗北などの危機に直面した状態を、一気によい方向に立て直すこと)
  • ブレークスルー(行き詰まりの状態を打開すること)

「打開」の対義語

「打開」の決まった対義語は特にありません。

類義語である、「解決」の対義語には

  • 紛糾(意見や主張などが対立してもつれること)
  • 決裂(会談や交渉などで意見が一致せず物別れになること)

といったものがあります。

また、「打開策がない」という意味では

  • 埒があかない(物事が解決しないこと、決着がつかないこと、話にならないこと)
  • 万事休す(もはや施す手段がなく、万策尽きる。もはやおしまいで、何をしてもだめだという場合に使う)
  • なす術もない(どのようにしたらよいか,手段・方法がない)
  • 打つ手がない(状況に対して有効といえる方策がない)

といった色々な言い回しがあります。

こうした言葉をつかって反対の意味を表すことができそうですね。

まとめ

「打開」は行き詰まった点を切り開くという意味の言葉でしたね。

何かと先行きが不透明なことが多く、不安な現代社会において解決への糸口である「打開」は重要な言葉だと言えるでしょう。

困難に直面したときには、ぜひ「打開」という言葉を思い出してみては如何でしょうか。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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