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「慰留」という言葉を使ったことがありますか?
ビジネスシーンでは、主に会社の人事にまつわる話題で出てくる言葉だと思います。
あるいはニュースなどでは大臣などが辞任するかどうかなどということに関する話題で使われているのを見聞きするのではないでしょうか。
何かと見聞きするこの「慰留」について、詳しく調べてみました。
今回は、「慰留」の意味と使い方!「退職慰留」とは?【例文つき】についてご説明いたします!
「慰留」の意味
「慰留」は「なだめて、 思いとどまらせること」と言う意味です。
「いりゅう」と読みます。
「慰」は「なぐさめる。いたわる」という漢字です。
「慰安」「慰労」といった熟語にも使われていますね。
「留」は「留学」「留年」「留意」などなど、様々な熟語があり身近に使う漢字ですね。
「とまる。とどまる」「とどめる」という意味がある文字です。
「慰留」は文字通り「なぐさめてとどめる」ということになりますね。
退こうとする人をなだめて思いとどまらせるという意味を表します。
「慰留」の使い方
「慰留」は、退こうとしている人をなだめて思いとどまらせるという意味でしたね。
特に、ビジネスシーンでは、退職しようとしている人になだめるため話をしたり、よい条件などを提案したりしてこれまでの職に引き止めるという意味で使われます。
ニュースでは大臣などが辞任を表明したときにそれを引き止めるという意味でよく使われます。
「慰留」は退職や辞任などをしようとしている人を、なんとかして思いとどまらせようとするという意味で使うわけですね。
例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- 法相の進退伺を首相が慰留した。
- 彼は退職届を出そうとしたが、部長に慰留されたそうだ。
- 彼女は優秀な人材なので、慰留交渉すべきだ。
- 彼は慰留を振り切り辞任した。
「退職慰留」とは?
「慰留」の使い方の一つとして、「退職慰留」ということがあります。
これは上でも説明した通り、「退職」する人を「慰留」するということですね。
「残留説得」とも言えます。
例えば、優秀な社員が退職の意向を示すとします。
会社にとっては、せっかく採用して育成した優秀な人材が辞めてしまっては困ります。
そこで経営者や人事担当者としては、「慰留」するわけです。
「辞めないでほしい」と伝えることも「慰留」ですし、場合によっては他部署への移動や昇給、昇格などを条件に「慰留」することもあるでしょう。
人間関係や仕事内容など、退職すると言う社員の悩みを解決するということも考えられます。
このようにいろいろな場合がありますが、退職したいと言う社員を引き留めようとすることが「退職慰留」ということです。
「退職慰留」の他にも、「慰留」を使った言葉には次のようなものがあります。
- 慰留工作(辞意を表明した人が辞めないように裏で引き止めのための対策を行うこと)
- 慰留交渉(辞意を表明した人を思いとどまらせるために会社や上司が待遇改善などの条件を提示して交渉すること)
「慰留」の類義語
「慰留(する)」の類義語には次のようなものがあります。
- 引き止める(立ち去ろうとする人をとどまらせる)
- 思いとどまらせる(しようとしていたことを、考えなおすなどして行わないようにさせる)
- 説得する(よく話して、相手に納得させること)
「慰留」の対義語
「慰留」の決まった対義語は特にありません。
「退職慰留」は退職を引き止めることですが、その反対には
- 退職勧奨
- 退職勧告
といった言葉があります。
どちらも会社が従業員に退職を勧めることです。
クビにするわけではなく、従業員の同意を得て退職してもらう、自己都合退職を勧めるという意味になります。
まとめ
「慰留」は辞めようとする人を思いとどまらせるために色々なだめたりすると言うことでしたね。
「○○氏が辞意を表明」などというニュースにもよく出てくる言葉ですし、身近なオフィスでの話題にも出てくることのある言葉ですよね。
ぜひ正しく意味を理解して使ってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!