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「巣窟」は「悪の巣窟」「犯罪の巣窟」といった使い方をする言葉です。
ちょっとこわい感じがしますが、この「巣窟」の意味を知っていますか?
使い方によってはビジネスシーンやニュースなどでも出てくることがある言葉です。
ぜひこの機会に「巣窟」の詳しい意味を確認しておきましょう。
似たような使い方をする「温床」という言葉との違いも調べてみました。
今回は、「巣窟」の読み方や意味、使い方は?「温床」との違いを解説!【例文つき】についてご説明いたします!
「巣窟」の読み方と意味
「巣窟」は「すみかとしている所」「悪党のすみか。悪人のかくれが」と言う意味です。
「そうくつ」と読みます。
「巣」は普通に読むと「す」なので、「すくつ」と読む人も多いようですが、これは間違いなので気をつけましょう。
ネットの掲示板などでは俗語として、わざと「すくつ」と言うこともあるようですが、正しい読み方は「そうくつ」です。
真面目な場で読み間違えると恥ずかしい思いをすると思いますので、しっかり覚えておきましょう。
さて、「巣窟」はいわゆる「巣」と、「あなぐら」という意味の「窟」という漢字でできていますね。
元々はその通り「すみか」という意味で、動物の巣などのすみかを表す言葉です。
そこから転じて、「悪人のすみか」という意味で使われるようになったのです。
悪人が山の中などに隠れ家を作って潜んでいるというところから来ています。
「巣窟」の使い方
「巣窟」は「すみか」「悪党のすみか」という意味でしたね。
今では普通の「すみか」という意味で使われることはあまりなく、「悪党のすみか」「悪人が集まる場所」というような悪い意味で使われる言葉です。
「巣窟」は名詞ですので、「○○の巣窟」といった使い方をします。
例文で確認しておきましょう。
【例文】
- この街は犯罪者の巣窟である。
- 麻薬密売人の巣窟に潜入する。
- この病院がウイルスの巣窟だという悪い噂が広がった。
- A国の軍事産業は汚職の巣窟と言われている。
「温床」との違いは?
「巣窟」に似た言葉として、「温床」があります。
これも犯罪や不正などに関して使われる言葉です。
この二つの違いは
- 「巣窟」は「悪人の集まるところ」
- 「温床」は「悪いことが起こる原因になる場所」
となります。
「温床」は植物の苗を早く育てるために床土をあたたかくした苗床のことです。
「おんしょう」と読みます。
温室の簡略版のようなもので、電熱や落ち葉などの発酵熱を利用して、土の温度を高めてビニールなどで覆った所です。
そこから、ある結果が生じやすい環境、と言う意味で使われるようになりました。
ほとんどの場合、「悪の温床」など、悪いことが起こる原因になる場所という悪い意味で使う言葉です。
「巣窟」と似ていますが、「巣窟」は悪い人や悪いものが集まっている場所のことを指します。
それに対して「温床」は悪い物事が育ちやすい場所ということです。
「巣窟」がもとから悪いものがいる環境のことを指しているのに対して「温床」は悪いものが育つ環境を指しているという違いです。
【例文】
- ここは悪の巣窟だ。(悪人の住み着いている場所)
- ここは悪の温床だ。(悪事の原因になる場所)
「巣窟」の類義語
「巣窟」の類義語には次のようなものがあります。
- アジト(労働争議や政治的ストライキなどを指導する秘密の指令部・ 集会所。非合法運動家や犯罪者の隠れ家)
- 住処(住んでいる所。住まい。 好ましくないものの住む所)
- 巣(鳥・獣・虫などのすむ所。人の住む所。よくない仲間が寄り集まる場所)
- 根城(本拠とする城。行動の根拠とする場所。根拠地)
- 本拠地(本拠とする場所。活動のよりどころとなる所)
まとめ
「巣窟」はすみかという意味の言葉でしたね。
ただの巣や家ではなく、悪人や悪いものが集まっている環境ということでした。
アニメや漫画に出てきそうな言葉ですが、案外ニュースなどで耳にすることも多いですので、読み方も合わせてしっかり覚えておきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!