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「策略」や「謀略」は何かをたくらむような意味の言葉ですね。
ニュースや、ビジネスシーンでも出てくることがある言葉です。
ちょっと悪そうな印象の言葉ですが、どのように使えばいいのでしょうか。
二つの言葉の違いも合わせて調べてみました。
今回は、「策略」と「謀略」の違いは?意味と使い方を解説!についてご説明いたします!
「策略」の意味と使い方
「策略」は「自分の目的を達成するために相手をおとしいれるはかりごと」という意味です。
「さくりゃく」と読みます。
物事をうまく運ぶためにする計画のことですが、「相手をおとしいれる」という意味があるため、あまりいい意味では使いません。
相手を巧みに操って、自分の思い通りに事を運ぶという時に使う言葉です。
- 「策略を巡らす」(はかりごとをする)
- 「策略にはまる」(相手の悪い企みにひっかかる)
- 「策略家」(巧みに策略をめぐらす人)
といった使い方があります。
いずれも巧みに相手を操って事を運ぶという意味から、悪い意味で使うことも多いです。
「策略家」も「駆け引きのうまい人」といういい意味で使うこともできますが、「悪巧みのうまい人」という悪い意味でも使える言葉です。
「策略」を使う場面や相手には気をつけましょう。
【例文】
- まんまと相手の策略にはまってしまった。
- なんとか相手を出し抜こうと策略を巡らす。
- 彼は人が良さそうに見えるが実は策略家だ。
- この出来事も彼女の策略によるものに違いない。
「謀略」の意味と使い方
「謀略」は「人をあざむくようなはかりごと」という意味です。
「ぼうりゃく」と読みます。
「謀」はまさに「はかりごと」という漢字で、「参謀」「陰謀」などの熟語があります。
「くわだてる」「悪事を企む」といった意味です。
「謀略」は人を陥れ、だまして自分の目的を果たすようなときに使う言葉です。
- 「謀略を巡らす」(人を欺くようなはかりごとをする)
- 「謀略にかかる」(相手の謀略にひっかかる)
- 「謀略に乗る」(相手の悪い思惑通りに行動する)
などなどの使い方をします。
「謀略」は人を騙したり陥れたりして自分の思惑通りにするということなので、悪い意味で使う言葉です。
【例文】
- 会社乗っ取りの謀略を巡らす。
- 戦国の軍師とは、軍機をつかさどり謀略を練る人のことである。
- 敵の謀略に乗ってしまった。
- これは、デマを流して人心を攪乱しようという敵の謀略だ。
「策略」と「謀略」の違い
「策略」と「謀略」は、どちらも目的を達成するために人をおとしいれるはかりごとということですので、同じように思えますね。
非常に似ているので、類語関係にあると言えます。
この「策略」と「謀略」の違いを挙げると、
- 「策略」は相手を巧みに操って自分の思い通りに事を運ぶ
- 「謀略」は常に人を陥れ、騙して自分の思い通りに事を運ぶ
となります。
どちらも自分の思惑通りにするため、人を陥れるという点では同じです。
ですが、「謀略」の方が、常に人を陥れて騙すという悪い意味をはっきりと持っています。
「策略」の方は、確かに人を陥れたりする悪い意味ですが、そこまではっきり「騙す」「罪を着せる」などといったことでなくても使えます。
例えば、お菓子や飲料にいろいろなおまけがついていて、思わず全種類買ってしまうというようなことはよくあると思います。
そういうときに「メーカーの策略にまんまとはまって全種類買ってしまった」などと言いますが、「謀略」とするとやや大げさな感じがします。
「謀略」は人を騙し陥れるはかりごとで、「策略」はそれほどでもない場合にも使えるという差がありますので覚えておきましょう。
「策略」と「謀略」の類義語
「策略」と「謀略」の類義語には次のようなものがあります。
- 計略(目的が達せられるように前もって考えておく手段)
- 作戦(戦いや試合をうまく運ぶ方法や策略)
- 陰謀(ひそかにたくらむ悪いはかりごと)
- はかりごと(物事がうまくゆくように、前もって考えた手段・方法・計画)
- たくらみ(たくらむこと。くわだて。多く、よくない計画をいう)
まとめ
「策略」も「謀略」も、物事を思う通りに進めるためにする計画のことでしたね。
相手を巧みに操ったり、うまく騙したりして都合よくことを進めます。
うまくやるためのはかりごとというとかなり悪い感じがしますが、「策略」や「謀略」を巡らすことが必要な時もあるのかもしれませんね。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!