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ビジネスメールで、相手方に何かを依頼する場合って、結構ありますよね。
その際、使われるのが「忍びない」と言う言葉。
業務だからと言って事務的にお願いすると、相手方に悪い印象を与えてしまうかもしれません。
ですが「忍びない」のような適切なクッション言葉を使うと、円滑なコミュニケーションを図ることが出来ますよ!
ただし、使う前に正しい意味と使い方をチェックしておきましょう。
また、他にどんな言い換え方があるか知っておきたいですよね!
今回は「忍びない」の意味と使い方!類語や言い換え方について説明致します!
「忍びない」の意味と使い方
「忍ぶ」は「がまんする」や「たえる」という意味の言葉です。
したがって「忍びない」は、「がまんできない」「たえられない」という意味になります。
また、「忍び」は「隠れたり、人目を避ける事」という意味があります。
「お忍び」とか「忍者」という意味もここから来ているんですね。
この「忍びない」という言葉は、 ビジネスシーンでもよく使われていますよね。
例えば、相手に何か頼みごとをする際に、「このようなお願いをするのは忍びないのですが…」と使います。
「忍びない」を使うのは、簡単なお願い事ではなく、少々面倒であったり、手を煩わせるような内容の時です。
比較的簡単なお願い事であれば、「お手すきの時にでも」などと、お願いする事は可能ですよね。
しかし、この場合相手多少無理なお願いをするため、「気が引ける」「心苦しい」というニュアンスを入れて、お願いする必要があります。
状況に応じて使い分けてみましょう。
「忍びない」は「申し訳ない」と似た意味で使われることも多いですよね。
しかし、二つの意味で決定的に異なるのが、「申し訳ない」が、ある事がらに対してはっきりと謝罪を表しているのに対し、「忍びない」は「自分がその状況に耐えられない」という意味合いがある点です。
「見るに忍びない」という場合も、あまりにも気の毒だったり、ひどい状態であるため、見ているのが非常に辛い状況の事を表現しています。
「忍びない」と「申し訳ない」を混同しないように気を付けましょう。
例文
- 自分が要らなくなったからといって、ただ捨ててしまうのは忍びない。
- 今まで築いてきた関係を一時の感情で破たんさせてしまうのは、あまりにも忍びない。
- このようなお願いをするのは忍びないのですが、ご協力いただけないでしょうか?
- 子どもの頃から住んでいた家だから、思い出があり、売るには忍びない。
- 病魔と一人戦う彼女の痛々しい姿は、見るに忍びないものがあった。
- お手数をお掛けしてしまうのは忍びないので、こちらで対応させてください。
類語
- 可哀想
- 気の毒
- 不憫
- 哀れ
「忍びない」の言い換え方
ビジネスシーンで依頼する際に使われる「忍びない」という言葉。
しかし、「忍びない」だけではバリエーションが少ないですよね。
「忍びない」を他の言葉で言い換えたい場合、どんな言葉があるでしょうか?
- 「恐縮ですが」
- 「恐れ入りますが」
- 「甚だ心苦しいのですが」
- 「まことに厚かましいおねがいですが」
- 「身勝手極まる申し入れとは承知しておりますが」
- 「ぶしつけなお願いで申し訳ないのですが」
などと言い換えるのが良いでしょう。
物事をストレートに伝えるのではなく、柔らかく伝える為の言葉を「クッション言葉」と言います。
このような「クッション言葉」を挟む事によって、相手に与える印象はかなり異なってきますよね。
相手側の事情を配慮しつつ、自分のお願いもしっかりと伝えるというビジネスシーンならではの使い方だと思います。
是非使ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
「忍びない」という言葉は、「耐えられない」という意味なんですね。
日本語ならではの相手を配慮する気持ちが込められた言葉だと思います。
「忍びない」の他にも、様々な言い方がありましたね。
状況によって使い分けられそうですね。
宜しければ参考にしてみてください。