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突然ですが、「俯瞰」という言葉、知っていますか?
「俯瞰的に見る」などという表現がよく使われています。
ビジネス書や自己啓発本などにもよく出てきます。
子供のうちは使わない言葉かもしれませんが、大人になるとよく耳にすることと思います。
仕事の場でもいつ出てくるかわからない言葉です。
知らないという方は、ぜひこの機会に意味や使い方を知っておきましょう。
知っているよという方も、改めて「俯瞰」ってどういうことか、考えてみませんか?
今回は、「俯瞰」の意味と使い方!「俯瞰的に見る」とは?についてご説明いたします!
「俯瞰」の意味
「俯瞰」は「ふかん」と読みますので、正しく覚えておきましょう。
「俯瞰」は「高いところから見下ろし眺めること」という意味です。
「鳥瞰(ちょうかん)」とも言います。
「俯」は「うつむく」という意味の漢字です。
「瞰」は「高いところから下を眺める」という意味の漢字です。
ですので、「俯瞰」は文字どおり、「高いところから下を向いて見下ろして眺める」という意味になるんですね。
「俯瞰」の使い方
では、「俯瞰」はどういうときに使うのでしょうか。
言葉の意味どおり、高いところに登って下を眺めるときにも使います。
最近だと、ドローンで高いところから撮影するときにも使えますね。
これは物理的に「高いところから下を見る」というそのままの意味です。
しかしながら、ビジネス書などでよく出てくる「俯瞰」は、比喩的な意味であることが多いです。
「高いところから見下ろすように物事を見る」ということです。
つまりは「広い視野で、客観的な視点で、物事を見る」という意味なんです。
このように、「俯瞰」には言葉どおりの意味と、比喩的な意味とがあります。
前後の文脈やそのときの状況から、どちらの意味で使われているか判断しましょう。
例文
- タワーの展望台から俯瞰する景色は美しい。
- 施設全体の俯瞰図を描いた。
- ドローンによって俯瞰的な構図で撮影をした。
- 両国の関係を俯瞰し、平和に向けての具体的な取り組みを考えていこう。
- ときには自分の人生を俯瞰することが必要である。
- プロジェクト全体を俯瞰することで問題点が明らかになる。
「俯瞰的に見る」とは?
ビジネスの場では、「俯瞰」は主に比喩的な意味で用いられます。
特に「俯瞰的に見る」「俯瞰的に見ろ」というような言い回しで用いられることが多いです。
では、「俯瞰的に見る」とは、どのようにすることなのでしょうか。
「見下ろす」という意味から考えると、「上から見下す」、「上から目線」のような感じがするかもしれません。
しかし、これは間違いです。
「見下す」わけではなく、「見下ろす」という意味なので、悪い意味ではありません。
先ほど見たように、「俯瞰」には「広い視野で物事を見る」という意味があります。
「俯瞰的に見る」と言われた場合、「物事を広い視野で、客観的に見る」という意味だと考えましょう。
「俯瞰」には「高いところから見下ろす、下を眺める」という意味があります。
ですので、「俯瞰的に見る」「俯瞰して見る」は「見る」ということが二重表現になり、間違いであるという人もいます。
確かに、「俯瞰する」だけで「高いところから見下ろして眺める」という意味になります。
厳密に言えば「俯瞰的に見る」「俯瞰して見る」などは二重表現ということになりますね。
しかし、例えば「歌を歌う」「体重が重い」などのように、同じ意味の言葉を二つ重ねることはよくあります。
必ずしも二重だから間違っているというわけではありません。
「俯瞰的に見る」なども、一般的に意味がしっかり通じますので、間違った表現ではありません。
安心して使ってくださいね。
似た使われ方をする「達観」の意味と使い方!「達観してる人」とは?も是非ご覧ください。
まとめ
「俯瞰」は二つの意味がありましたね。
高いところから見下ろす、客観的に見る。
どちらも普段とは違った視点で見てみるという点では同じです。
仕事をしていく上で、さらには生きていく上で、時には「俯瞰」をして、全体を見直してみるということ、とても大切なのではないでしょうか。
よろしければ参考になさってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!