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「決意」や「決心」は日常生活でも、ビジネスシーンやニュースなどでもよく使う言葉ですよね。
「○○を決意する」とか「決意も新たに〜」、「決心がつく」など、よし!と何かを決めたような時に使ったことがあるのではないでしょうか。
この「決意」と「決心」、とても似ていますよね。
同じように使っている人も多いと思いますが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「決意」と「決心」の違いは?使い方と言い換え表現も紹介!【例文つき】についてご説明いたします!
「決意」の意味
「決意」は「自分の意志をはっきりと決めること。また決めた心」という意味です。
「けつい」と読みます。
「決意する」「決意表明」などと使います。
「意」は「こころ。きもち」「内容」といった意味の漢字です。
「決意」は「心や気持ちを決める」という意味になりますので、自分の意思をはっきりと定めるということを表します。
「決心」の意味
「決心」は「心を決めること。考えを決めること」という意味です。
「けっしん」と読みます。
「決心する」「決心を固める」などの使い方があります。
「心」を「決める」と書きますから、そのままの意味ですね。
「決心」は自分の考えを決めることを表す言葉です。
「決意」と「決心」の違いは?
「決意」も「決心」も、心を決めるような意味ですし、とても似ていますよね。
ほとんど同じように思われるこの「決意」と「決心」ですが、その違いは
- 「決意」は「意思を固めること」
- 「決心」は「心を決めること」
となります。
まだ少し差がわかりにくいかもしれませんね。
「決意」は意思を固めるということに重きを置いています。
自分の意思、気持ちを決めて方向性をはっきりさせるということです。
ですので、例えば「決意表明(自分の考えや決意などをはっきり表すこと)」という言葉がありますよね。
選挙の時に立候補者が「決意表明」したり、入社式や新しい地位についた時などに「決意表明」したりします。
このように、「決意」はその人の生き方や、行動の方針など、大きなことを心に決めるという意味で使われることが多い言葉です。
一方の「決心」は、考えを決めるということに重きを置いています。
あることをするかどうか決めるとか、どう返事するか決めるとか、「決意」に比べると目の前にある問題をどうするか決めるという意味で使われることが多いです。
ですので、長期的な自分の方針などを表す「決意表明」のことは「決心表明」とは言わないですよね。
- 「決意」の方が長期的で、自分の生き方や考え方の根本と関わるような時に使われる
- 「決心」の方が目の前の問題をどうするか決めるという短期的な意味で使われる
必ずしもこう分けられるわけではなく、どちらでも意味が通じることも多いのですが、このような意味の違いがあります。
「決意」と「決心」の使い方
【「決意」の例文】
- 首相は退陣を決意した。
- これからは自分の気持ちに正直に生きる決意をした。
- 決意も新たに新しい職場で働く。
- 入社式で決意表明を述べる。
- 彼女の離婚の決意は固いようだ。
【「決心」の例文】
- 転職の誘いを断ることを決心する。
- 今日こそは彼女に告白すると決心する。
- こうと決心したからには、必ずやり遂げてみせる。
- バンジージャンプでなかなか飛び降りる決心がつかない。
- 外国に移住するためお金を貯めようと決心した。
「決意」と「決心」の言い換え表現
「決意」と「決意」の類義語には次のようなものがあります。
- 決断(意志をはっきりと決定すること)
- 決定(物事をはっきりと決めること)
- 断案(ある事柄について最終的に決定された考え・方法・態度)
- 決める(あることをしようという考えを起こす)
- 思い立つ
「決意する」「決心する」ということを言い換えるなら、
- 考えを固める(意志や判断を定める)
- 意を決する(思いきって決心する。 覚悟を決める)
- 思い定める(心にしっかりと決める。固く決心する)
といった言い回しがあります。
まとめ
「決意」と「決心」の使い方はおわかりいただけたでしょうか。
「決意」の方が「決心」よりも、自分の生き方の根本とかかわるようなことにも使えるので、重い意味合いだと言えるでしょう。
実際にはどちらでも使える場合も多いのですが、「意思を固める」のか、「考えを決める」のかという微妙な違いを考えると、どちらを使うのが適切かわかりやすいかもしれません。
ぜひ覚えておいて、使い分けてみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!