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「君の裁量に任せる」
「裁量権の大きい企業で働きたい」
このように使う「裁量」という言葉があります。
子供の頃から日常会話で使うような言葉ではないので、大人になっても意味を調べたことはないという人も多いかもしれません。
「裁量」の意味がわからないと、「裁量に任せるよ」と言われても、何を任されたのかわからなくて困ってしまいますね(笑)。
ビジネスシーンで何かと見聞きすることの多い「裁量」について、ぜひ確認しておきましょう。
今回は、「裁量」の意味と使い方!「裁量権」とは?【類義語・例文】についてご説明いたします!
「裁量」の意味
「裁量」は「自分の意見でとりさばき処置すること」という意味です。
「さいりょう」と読みます。
「裁」は「裁く」という意味があります。
「量」は「はかる」「おしはかる」などの意味があります。
「裁量」は、自分の考えに基づいて判断し、物事を処理するということです。
「裁量」の使い方
「裁量」は、自分の考えに基づいて問題を判断し、物事を処理するという意味です。
法律や行政に関して使われる言葉で、またビジネスシーンでもよく用いられます。
「裁量する」「裁量に任せる」などいろいろな使い方をします。
例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- その件については、あなたの裁量に任せます。
- 裁量が大きい企業で働いて成長したい。
- 最終決定はキャプテンの裁量に委ねられた。
- この会社では新人にも裁量が与えられている。
- この店の仕事はマニュアル通りに行わなければいけないので、裁量の余地は少ない。
「裁量権」とは?
「裁量」を使った言葉に「裁量権」があります。
「裁量権」とは、「裁量処分を行う行政庁の権限」という法律上の意味があります。
一般的には、「裁量」をする権利、つまり「自分の考えで意思決定する権利」という意味で使われます。
例えば、ビジネスシーンで「裁量権が大きい」ということは、責任のある仕事を任せてもらえるとか、自分の意見を上の人にどんどん出すことができるとか、いろいろな仕事にチャレンジできるとかいった、自分で意思決定して挑戦できる範囲が広いというような意味になります。
「裁量権が大きい」と、自分で決められる事柄が多くなるということですので、仕事にやりがいを感じることができるでしょう。
一般に、「裁量権」が大きいのは大企業よりもベンチャー企業であると言われます。
ベンチャー企業は若いうちから責任ある仕事を任せてもらえて成長できる、というイメージが確かに強いかもしれません。
ですが、「裁量権」の大小は企業によってさまざまでしょうし、「裁量権」があることのメリットもあればデメリットもあるものです。
「裁量権」が大きいが故に重い責任を負わされたり、ハードワークになったりという危険もあります。
単純に「裁量権」があればあるほどよいとも言えません。
就職活動の志望動機なのでもよく用いられる「裁量権」ですが、自分がどのように働きたいのかを考える上での一つの要素として捉えておくとよいかもしれませんね。
まとめると、
「裁量権」とは、自分で意思決定をする権限のこと。
「裁量権が大きい」ことのメリットは
- 仕事に楽しさややりがいを感じやすい
- 自分で判断する力、アイディアを出す力などがついて成長できる
など
「裁量権が大きい」ことのデメリットは
- 自分で判断したことなので、責任が重くなる
- 業務量が多くなりやすい
などにより、ストレスが溜まったり過労になったりすることがある。
「裁量」の類義語
「裁量」の類義語には次のようなものがあります。
- 決裁(権限を持っている上位者が、部下の提出した案の可否を決めること)
- 裁断(物を断ち切ること。物事の善悪・適否を判断して決めること)
- 分別(道理をよくわきまえていること。物事の善悪・損得などをよく考えること)
- 任意(思いのままにまかせること。その人の自由意志にまかせること)
まとめ
「裁量」は「自分の考えに基づいて判断、処理する」という意味の言葉でした。
ビジネスシーンにおいては、仕事を任される、自分で自由に進めてよいといった意味が含まれますね。
「裁量」があることには、デメリットもありますが、やはり自分の成長ややりがいにつながることですので、ぜひ言葉の意味をしっかり覚えて使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!