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「策士」というと、どのような人を思い浮かべますか?
歴史上の人物でしょうか、政治家や身近な友人かもしれません。
この「策士」という言葉、ポジティブな意味なのかネガティブな意味なのか、迷ってしまう人も多いようです。
「策士だね」と言われても、褒め言葉なのか悪口なのかわからないということですね。
ぜひこの機会に意味をしっかり確認しておきましょう。
今回は、「策士」の意味と使い方!褒め言葉?それとも悪い意味?についてご説明いたします!
「策士」の意味
「策士」は「はかりごとを巧みにする人。策略に富んだ人」という意味です。
「さくし」と読みます。
「策」は「策略」や「政策」の「策」で、「くわだて。はかりごと」などの意味があります。
「士」は「男」とか「さむらい」の意味もありますが、「博士」や「学士」のように、「ある資格を持つ人」の意味もあります。
「策士」は、くわだてをする人という意味になりますね。
自分の思い通りに物事が運ぶように、うまく戦略を立てることができる人という意味になります。
「策士」は褒め言葉?それとも悪い意味?
「策士」は、「はかりごとを巧みにする人」という意味ですが、これはいい意味なのでしょうか?
「策士」は「はかりごとが巧み」ということで、ずるがしこそうなイメージもありますね。
「あなたは策士ですね」などと言われたら褒められたのか悪口を言われたのか迷ってしまうかもしれません。
この「策士」は、良い意味にも悪い意味にも使える言葉です。
本来は「戦略を立てるのが上手い」「頭の回転が早い」といった、いい意味の褒め言葉です。
ですが、「策士」は自分が勝つために戦略を練る人、自分側にとって物事がうまくいくためにあれこれ考える人ということです。
ですので、負けた側にすればかなり嫌な存在ですね(笑)。
そういうことから、「策士」は「ずる賢い」「狡猾」といったネガティブな意味で嫌味として使われることも多いのです。
ですから、「策士」を褒め言葉として使うことは少し危険ですね。
褒め言葉のつもりで使っても、相手は嫌味だと受け取る可能性も高いでしょう。
自分が「策士」だと言われた時も、前後の文脈には注意したいものです。
「策士」の使い方
「策士」は仕事がうまくいくように戦略を立てる人とか、いろいろな場面で自分が有利になるよう考えて立ち回る人ということで、一般的に使う言葉です。
いい意味でも使えますし、「ずる賢い」「あざとい」といった悪い意味で使うこともある言葉です。
黒田官兵衛や諸葛孔明のような歴史上の「策士」から、政界の「策士」やビジネス界の「策士」、身近なところでは恋愛やご近所づきあいの「策士」もいるかもしれません。
また、「策士策に溺れる」ということわざも有名で、これは「策士は策略に頼りすぎてかえって失敗するものである」という意味です。
【例文】
- 彼は「政界の策士」と呼ばれている。
- 彼女は恋愛においては策士だ。
- 彼は次々優れたアイディアを出して売り上げに貢献した、まさに策士だ。
- 彼女は社内では策士と言われているが、その裏でとても努力している。
- 下手をすると「策士策に溺れる」ということにもなりかねない。
「策士」の類義語
「策士」の類義語には次のようなものがあります。
- やり手(物事を巧みに行う人)
- 凄腕(普通にはできないようなことをやってのける手腕)
- 軍師(戦陣で計略や作戦を考えめぐらす人)
- 策略家(巧みに策略をめぐらす人)
- 業師(策に長じた人)
悪い意味で「策士」という時の類義語
悪い意味で「策士」という時は、次のような言葉も同じような意味になります。
- 策を弄する(必要以上に策を用いる)
- あざとい(やり方があくどい。小利口である)
- ずる賢い(ずるいやり方などをよく思いつくこと)
- 小賢しい(利口ぶって生意気だ)
- 腹黒い(心がねじけて良からぬ企みがある)
まとめ
「策士」は、策略に富んだ人ということで、いい意味のある言葉です。
ですが、ずる賢い人という悪い意味で使われることもまた多い言葉ですので、前後の文脈に気をつけるか、もしくは他の言い方に変えた方が無難です。
使い方に注意が必要な言葉ですから、気をつけて使ってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!