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「いまだに」は、仕事をしていても日常生活でもよく使う言葉ですよね。
「未だに」と「今だに」、二種類の表記を見ることがありますが、この違いはあるのでしょうか。
何かと使う機会のある「いまだに」ですので、正しい漢字や使い方をきちんと理解しておきましょう。
今回は、「未だに」と「今だに」の違いは?漢字の誤り?意味と使い方を解説!についてご説明いたします!
「未だに」と「今だに」の違いは?漢字の誤り?
「いまだに」は「未だに」と「今だに」と、どちらの漢字も一般的に使われていますが、どう違うのでしょうか。
結論から言うと、「未だに」も「今だに」も意味は同じで、「今もなお」ということを表します。
本来、正しいのは「未だに」で、「今だに」は誤用です。
「いまだに」という音から、身近な「今」という漢字を間違って当てたものです。
ですが、「今だに」も一般的に使われており、もともと誤用ではありますが、間違いとは言えなくなっています。
特に「いまだに~している」などの形で肯定的な意味で使うときには「未」より「今」の方がしっくりくると感じる人も多いようで、「今だに」が使われやすくなっています。
「未だに」と「今だに」は、「未だに」が正しい表記ですが、「今だに」も一般的になっているので間違いではない、ということです。
迷ってしまうことも多いので、「いまだに」とひらがなで書かれることが多く、ひらがなが無難かもしれませんね。
「未だに」と「今だに」の意味
「未だに」(「今だに」)は、「今もなお」という意味の副詞です。
「いまだに」と読みます。
「今だに」は誤りと言われていますが、使われることも多いです。
自分で書く場合には「未だに」と覚えておきましょう。
「未だに」の「未だ」は、「いまだ」もしくは「まだ」と読み、「今現在になってもある状態が続いていること」を意味します。
「未だに」も同じような意味ですが、「未だに」の方が「未だに~ない」と否定の文脈で使われることがやや多いようです。
「未だに」は、「今も~している」「今も~していない」というような、今もなおある状態が続いていると言う意味の言葉です。
「未だに」と「今だに」の使い方
「未だに」は、「今もなお」という意味で、否定肯定どちらの文脈でも使います。
- 「未だに~している」と、何かをしている状態が続いていることを表す
- 「未だに~していない」などと、何かがまだされていないままであるということを表す
どちらの使い方もできます。
ただ、「未」という漢字は、漢文でも「いまだ~ず」と打ち消しの意味で読みますので、否定的な印象があります。
そのため、否定的な内容の時は「未だに」、肯定的な文章の時は「今だに」を使う人という人もいるようです。
ですがこれは正式な使い分けではありませんので、どちらの場合も「未だに」で合っています。
【例文】
- 支払い期限の10月31日を一週間経過した本日においても、未だにご入金の確認がとれておりません。
- 彼に一週間前から何度もメールを送っているが、未だに返事がこない。
- 犯人は逃走し、未だに捕まっていない。
- 入学して一ヶ月経ったが、未だに友達ができない。
- 10年前に買ったコートを未だに愛用している。
- 昨日からの雨が、未だに降り続いている。
- 人前で話す時は未だに緊張する。
「未だに」と「今だに」の類義語
「未だに」と「今だに」の類義語には次のようなものがあります。
- 今もなお(以前の状態が現在も続いているさま)
- 今以って(今になってもなお)
- 相変わらず(前の状態と変わらず)
- なお(相変わらず。さらに)
- なおかつ(その上にまた)
- まだ(その時点までに実現していないさま)
- 依然として(相変わらず。前と変わらず)
「未だに」と「今だに」の対義語
「未だに」と「今だに」の対義語は「すでに(既に・已に)」です。
- すでに(以前に。もはや、とっくに)
「ずっと以前に」「とっくの昔に」など、過去のある時点でもうすでにそうなっているということを表す言い回しは他にもいろいろありますね。
まとめ
「未だに」は「今もなお」という意味で、今になってもまだ何かをしていないとか、何かの状態が続いているとかいったときに使います。
「今だに」も間違いとは言えませんが、もともとは漢字の間違いであると言われていますので、正しい「未だに」を覚えておくとよいでしょう。
ぜひ参考になさってください。
最後までお読みくださりありがとうございました!