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「経営の中核を担う部署」
「中核社員」
「中核拠点病院」
このように使われる「中核」という言葉は、ニュースやビジネスシーンなどでよく見聞きする言葉です。
前後の文脈から、何かの中心っぽいことかな、と意味を推測することはできそうですね。
ですが、「中核」のはっきりした意味を知っている人は多くないかもしれません。
今回は、「中核」の意味と使い方!「中核を担う」とは?|類義語・例文についてご説明いたします!
「中核」の意味
「中核」は「物事の中心。重要な部分」という意味です。
「ちゅうかく」と読みます。
「中」は「まんなか」などの意味の漢字ですね。
「核」は「物事の中心。重要なところ」という意味の漢字です。
「中核」は、中心や重要なところという意味を表します。
組織や活動の中心となって、物事を引っぱって行くような人や力などのことを言います。
「中核」の使い方
「中核」はその組織や、その活動を中心となってリードする人やものなどを指して使います。
ビジネスシーンであれば、企業の経営の中核となる部署、現場の中核となる社員、というような使い方がよくされます。
いろいろな活動などの中心となる人やものということですから、ビジネスシーンに限らず広く使われる言葉でもあります。
- 中核をなす
- 中核を担う
- 中核となる
- 中核である
などなどの使い方をします。
例文で確認しておきましょう。
【例文】
- 会社の中核をなす部署に配属される。
- うちの大学がこの分野の研究の中核となっている。
- 彼ら中堅社員が現場の中核である。
- 当院はがんゲノム医療中核拠点病院です。
「中核を担う」とは?
「中核」の特によく用いられる使い方が「中核を担う」です。
「中核を担う」は「ある物事や人が、全体の中で重要な役割を請け負う」という意味です。
例えば、「経営の中核を担う」であれば、その人やその部署などが、経営において中心的な役割、重要な役割を担っているということを表します。
「中核になる」「中核となる」「中核をなす」など、同様の意味でいろいろな言い方はありますが、「中核を担う」は特にビジネスシーンやニュース、文章中などかたい言い回しを使うような場面でよく用いられます。
その物事や人が、その組織や活動において大切な役割を果たしているということを表す言葉です。
【例文】
- 彼は我が社の経営の中核を担う人物だ。
- 事業の成長を担う中核社員を育成する。
- 我々の世代が社会の中核を担う時代がくる。
- ここは地域の医療連携の中核を担う病院である。
「中核を担う」の言い換え表現
「中核を担う」の言い換え表現には次のようなものがあります。
- 中心になる(ものごとの最も重要な位置になる)
- 根幹をなす(そのものが全体の中で重要な位置や役割にある)
- 主軸になる(ある物事が全体の中で主要な役割を果たす)
- 屋台骨を支える(一家や組織などを中心となって支える)
他にも「中心的な役割を果たす」とか「主な働きをする」など、いろいろな言い方で表すことができますね。
「中核」の類義語
「中核」の類義語には次のようなものがあります。
- 中心(まんなか。もっとも重要な位置にある人やもの)
- 中枢(最も大事なもの、ところ)
- 枢機(物事の最も大切なところ)
- 枢軸(物事の中心となる部分)
- 機軸(物事の中心となるところ。活動の中心)
- 核(物事の中心。重要なところ)
- 要(最も大切な部分、要点)
- 心臓部(物事の中心部)
「中核」の対義語
「中核」の対義語には次のようなものがあります。
- 末端(もののはし。組織などの中枢から最も遠い部分。ささいなこと)
- 末梢(すえ。末端)
- 周縁(まわり。ふち)
- 周辺(中心から離れたまわりの方)
まとめ
「中核」はものごとの中心となる、重要な部分のことを指す言葉でした。
経営の中核、医療の中核、地域の中核……さまざまな組織や活動について、その重要な中心となる人やものごとに関して使う言葉です。
ニュースやビジネスシーンでよく使われていますから、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!