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「人生の岐路に立つ」
この「岐路」という言葉、ご存知でしょうか。
日常会話ではあまり使わないかもしれませんが、この「岐路」は大きな選択をする重大な場面のことを指して言う言葉なんです。
真剣な場面で使う言葉ですのでぜひ意味や使い方をしっかり知っておきましょう。
今回は、「岐路」の意味と使い方!「岐路に立つ」とは?|類義語・例文についてご説明いたします!
「岐路」の意味
「岐路」は「道が分かれるところ」「将来が決まるような重大な場面」という意味です。
「きろ」と読みます。
「岐」は「わかれる」という意味の漢字で、「分岐」や「多岐」といった熟語もあります。
「岐路」は分かれる道、つまり分かれ道、道が分かれている所という意味です。
そして、実際に道がY字路などになってい分かれ道のところというだけでなく、そこから行動や手段などで、どちらを選ぶかの決定を迫られるというような、比喩的な分かれ道のことも表して使います。
人生の選択をするような場面、どんな行動をするか決定する場面などですね。
「岐路」は「道が分かれているところ」と、「将来を決めるような大事な場面」という意味がある言葉です。
「岐路」の語源
「岐路」は漢語に由来します。
中国戦国時代の思想書『列子』の「説符」に、「岐路分衿易」という部分があり、「岐路」という言葉が登場します。
それぞれの漢字の意味も、「岐」は「わかれる。ふたまた」であり、「路」は「道。物事の筋道」という意味ですので、「岐路」は「二股に分かれる道」という意味であり、そこから比喩的な意味でも物事の選択をする重要な場面という意味になりました。
「岐路」の使い方
「岐路」は、道が分かれるところという意味もありますが、会話などの中では多くは「将来が決まるような重大な場面」という意味で使います。
- 岐路に立つ
- 岐路に直面する
- 岐路である
などの使い方をします。
ちょっとした選択をするときではなく、人生を左右するような重要な分岐点にある状態の時に使います。
「岐路に立つ」とは?
「岐路」は多く「岐路に立つ」という形で使います。
「岐路に立つ」は、人生を左右するような大きな決断を強いられたとき、将来を決める重要な選択をする、ということを表します。
他にも、「岐路に差し掛かる」「岐路に直面する」など、いずれも同じような意味になります。
「岐路」の例文
「岐路」の使い方を、例文で確認しておきましょう。
【例文】
- 彼は今、人生の岐路に立っている。
- 人生の岐路に立たされたとき、何を頼りにしたらいいのだろうか。
- 二国の関係は重大な岐路に直面している。
- 会社の成長を維持するための岐路に差し掛かっている。
- 彼女はこのまま仕事を続けるか、結婚して彼の家業を手伝うかという岐路に立たされている。
- あの時転職したことが、今思えば私の人生の岐路だったのだろう。
「岐路」の類義語
「岐路」の類義語には次のようなものがあります。
- 分かれ道(道の分かれ目。比喩的に人生の針路など)
- 分岐点(道などが分かれる地点。物事の分かれるところ)
- 転機(ある状態から他の状態に変わる変わり目)
- ターニングポイント(変わり目。転換期)
道が分かれているところという意味では次のような言葉もあります。
- 枝道(本道から分かれた道。ことの本筋から離れていること)
- 横道(本道から脇にそれた道。本筋からそれた筋)
- 脇道(本道から分かれ出た道。本筋から離れた方向)
- 二筋道(分かれ道。二本の道)
- 間道(主要な街道からはずれた道)
「岐路」の対義語
「岐路」の対義語には次のようなものがあります。
- 一本道(途中でわかれず、まっすぐに続く道)
- 本筋(本来の筋道)
まとめ
「岐路」は、道が分かれるところ、また将来を左右するような大きな決断をする場面という意味の言葉でした。
人生において、いろいろな「岐路」に立つことがあると思います。
また、社会においてもいろいろな「岐路」がありますね。
大きな選択をするような、重要な場面において使われる言葉ですので、ぜひしっかり意味を理解して、使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!