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「○○を結集する」
「○○を集結する」
どちらも、ニュースやビジネスシーン、そのほかいろいろなところで見聞きする言葉ですよね。
両方とも、人やものが集まるような意味の言葉ですので、違いがわかりにくいと思います。
ぜひ確認しておきましょう。
今回は、「結集」と「集結」の違いは?意味と使い方を解説!|例文つきについてご説明いたします!
目次
「結集」と「集結」の違いは?
「結集」と「集結」のそれぞれの意味は、
- 「結集」は「ばらばらになっているものを集めて一つにすること」
- 「集結」は「一か所に集める・集まること」
ということです。
「結」と「集」という、使われている漢字は同じですが、前後の順番が違うと、意味が少し違ってくるようですね。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
「結集」の意味と使い方
「結集」は「ばらばらになっているものが一つにまとまること」という意味です。
「けっしゅう」と読みます。
「結」は「むすぶ。たばねる」などの意味がある漢字です。
「集」は「あつまる。あつめる」ですね。
「結集」は、ばらばらになっているものを集めて一つにすること、また一つにまとまることを言います。
「結集する」などの使い方をします。
ばらばらのものを、「一つにしてまとめる」という意味が強い言葉なので、単にものを集めてくるということではなくて、人やもの、力などを集めて目的に向かうという意味で使われることが多いです。
例えば「勝利のために力を結集する」というように、一つにまとまって目的を果たそうとするときによく使われます。
「集結」の意味と使い方
「集結」は「1か所に集めること、集まること」という意味です。
「しゅうけつ」と読みます。
こちらも「集」「結」という漢字を使っていますので、それぞれの漢字の意味は「結集」と同じですね。
「集結」も「結集」と同じく人やものが1か所に集まることです。
「集結する」などの使い方をします。
基本的な意味は「結集」も「集結」も「人やものが一つに集まる」ということなので、同じ意味と言えます。
ですが、この「集結」の方は、軍隊や警察、船団などの組織的なものが一か所に集まることについて使われることが多いです。
「結集」と「集結」の使い分け方
「結集」と「集結」は、どちらも人やものが一か所に集まるという意味では同じですね。
微妙な違いですが、
- 「結集」は人やものが集まって一つになること
- 「集結」は人やものが物理的に集まること
という使い方の違いがあります。
「結集」は、目的に向かって集まるというようなニュアンスがあります。
「集結」の方は、物理的に集まるということで、特に「結集」のような意志や感情がないものについても広く使います。
「結集」の例文
- 総力を結集して脱出にあたる。
- 知力を結集して良い結果を生み出す。
- この発明はまさに英知の結集である。
「集結」の例文
- 物資が沿岸に集結する。
- 戦力を集結する。
- 南シナ海に中国の船団が集結している。
「結集」でも「集結」でも通じる例文
- 特殊部隊を結集する。
- 特殊部隊を集結する。
特殊部隊を集めて力を合わせるなら「結集」、物理的に一か所に集めるなら「集結」を使うのが適切でしょう。
基本的には同じ「人やものが一か所に集まる」ということなので、「結集」と「集結」が同じものについて使われていることもありますし、どちらでも間違いではないということも多いです。
「結集」と「集結」の類義語
「結集」と「集結」の類義語には次のようなものがあります。
- 集合(一か所に集まること)
- 糾合(ある目的のために人々を呼び集めること)
- 集中(一つのところに集めること)
- 参集(寄り集まること)
- 収集(寄せ集めること)
「結集」と「集結」の対義語
「結集」と「集結」の対義語には次のようなものがあります。
- 解散(集まっている人が分かれること)
- 分散(ばらばらに分かれること)
- 散開(散り広がること)
まとめ
「結集」と「集結」は、どちらも何かを集める、集まる意味の言葉です。
基本的な意味は同じということで、同じように使われることも多いですが、細かくみていくと使い方に違いがありましたね。
集まるときは「集結」、集まって一つにまとまるということを強調して表したいときは「結集」がよいでしょう。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!