※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
ビジネスシーンやスピーチなどで、「相成りました」という言葉を聞くことがあります。
この「相成りました」は、どういった意味で、どういった場面で使うのが適切なのでしょうか。
聞いたことはあるけれど自分で使ったことがないという人もいるかもしれませんね。
今回は、「相成りました」の意味と使い方!「相成る」とは?|類義語・例文についてご説明いたします!
「相成りました」の意味
「相成りました」は「~になりました」という意味です。
「あいなりました」と読みます。
つまり、「なりました」と言っても「相成りました」と言っても同じということですね。
「相」がつくことで、かしこまった印象になります。
「相成りました」は「なりました」の改まった言い方で、「なりました」をさらにしっかり強調する効果もあります。
>>「運びとなりました」はビジネスやどんな報告でも使える?使い方を解説!
「相成る」とは?
「相成りました」は「相成る」が原型です。
「相成る」という動詞、これは「なる」に接頭語の「相」がついたもので、意味は「なる」と同じです。
「相」というのが、動詞に着くとその意味合いを強めたり語調を整えたりする接頭語で、「なる」を改まった言い方にしています。
「相成る」の他には「相変わらず」などの「相」も同じです。
「相成る」は「なる」を強めたり調子を整えたりしたもので、この「相成る」の連用形に丁寧の助動詞「ます」の過去形「ました」がついて「相成りました」となります。
「相成りました」の使い方
「相成りました」は「なった」ということを丁寧に、また改まった形で表す言葉です。
ですので、気軽な日常会話ではあまり使いませんが、ビジネスシーンなどではよく用いられます。
プレスリリースや社名変更、閉店など、会社としての大きなお知らせを発表するときにもよく使われていますので目にしたことがある人も多いでしょう。
他にスピーチや重要な報告など、改まった言葉遣いをするときに使われます。
意味としては「なりました」に言い換えても変わりません。
結果としてある状態に至る、~する事に決まる、などの意味を表すのに使います。
「○○することと相成りました」「○○の運びと相成りました」といった言い回しが多いです。
いずれも「○○することになりました」という意味になります。
また、仕事以外では手紙などの冒頭の季節の挨拶文として「○○の季節と相成りました」、結婚などの報告として「挙式を行うことと相成りました」などの使い方もあります。
いずれも「なりました」よりも改まった印象にしたい時に使っています。
「相成りました」の例文
- おかげさまで弊社は今年創業50周年を迎えることと相成りました。
- 今年の○○祭は、下記の通り執り行うことと相成りました。
- 8月末日をもって閉店することと相成りました。
- この度、社名を変更する運びと相成りました。
- この度、取締役会の同意を得て、取締役副社長に就任する運びと相成りました。
- 緑が爽やかな季節と相成りました。
- この度、婚約が成立し、挙式をとりおこなう運びと相成りました。
「相成りました」の類義語・言い換え表現
「相成りました」は次のように言い換えられます。
- なりました
- 決定しました
- 運びとなりました
「なりました」は一番広く使われていて、気軽なシーンでも使えます。
「運びとなりました」は「~ということになりました」と、結果や進展を報告するときにビジネスシーンでもよく使われています。
【例文】
- おかげさまで弊社は今年創業50周年を迎えることとなりました。
- 今年の○○祭は、下記の通り執り行うことと決定しました。
- 8月末日をもって閉店することとなりました。
- この度、社名を変更する運びとなりました。
- この度、取締役会の同意を得て、取締役副社長に就任する運びとなりました。
- 緑が爽やかな季節となりました。
- この度、婚約が成立し、挙式をとりおこなう運びとなりました。
まとめ
「相成りました」は「なりました」に「相」がつくことで、改まった表現にすることができます。
「相」自体は意味のある言葉ではありませんが、かしこまった感じに調子を整えて強調することができますので、ビジネスシーンなどで報告をするときに使いやすい言葉です。
ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!