言葉の意味と使い方

「安寧」の意味とは?「安泰」との違いや「安寧秩序」について解説!

「安寧」の意味とは?「安泰」との違いや「安寧秩序」について解説!

「安寧」という言葉をご存知でしょうか。

いかにも安らかで落ち着いていそうな言葉ですね。

ですが、時には「安寧を乱す」などという使い方を見聞きすることもあります。

ニュースなどでも出てくることがある言葉ですので、正しく意味を知っておきましょう。

今回は、「安寧」の意味とは?「安泰」との違いや「安寧秩序」について解説!についてご説明いたします!

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「安寧」の意味

「安寧」は「社会が穏やかで平和なこと」という意味です。

「あんねい」と読みます。

「安」も「寧」も「やすらか」という意味がある漢字です。

穏やかで不安がないということを表す言葉で、特に世の中が穏やかで安定しているという意味で使う言葉です。

「安寧」の使い方

「安寧」は、世の中が平穏で安定している、不安がなく平和な状態であることを指して使います。

世の中や社会の状態について使うので、「安寧を祈る」などと平和を祈願するときなどによく使われます。

気軽な日常会話よりも、式典などの改まった場や、きちんとした言葉遣いをするような場面で使われる言葉です。

「安寧を祈る」「安寧を願う」など、平和を祈願するほか、「安寧を乱す」として平和を乱すことを表す使い方もあります。

【例文】

  1. 世界の安寧を祈願しよう。
  2. 国家の安寧を祈る式典が行われた。
  3. 彼が安寧な日々を送れることを願う。
  4. 生活の安寧が脅かされる。
  5. 世の中の安寧を乱す者を取りしまる。

「安泰」との違いは?

「安寧」に似た言葉に「安泰(あんたい)」があります。

「安寧」と「安泰」の違いは、

  • 「安寧」は「世の中が穏やかで平和なこと」
  • 「安泰」は「自分の身の回りが無事で安らかなこと」

となります。

どちらも平穏な状態であることを指すという点では同じですので、明確な使い分けがあるわけではありません。

どちらを使ってもよい場合もあります。

ですが、違いとしては、「安寧」は国家や世界の平和など、規模の大きいものに対して使うことが多いです。

それに対して「安泰」は、もっと規模の小さい、自分の生活環境などが平穏であることを指して使うことが多いです。

「国家の安寧」「社会の安寧」といったように、社会平和のことを指すときは「安寧」、「人生が安泰」「地位が安泰」など、自分のことや身の回りのことが安心だというときは「安泰」を使うと覚えておくとよいでしょう。

【「安泰」の例文】

  1. 跡継ぎができて、うちの店の未来も安泰だ。
  2. これで私の地位も安泰だ。
  3. 彼は人柄が良いので新婚家庭も安泰だろう。
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「安寧秩序」とは?

「安寧」を含む四字熟語の「安寧秩序」という言葉があります。

「安寧秩序」とは、「秩序が保たれており、世の中が乱れていないこと」という意味です。

「あんねいちつじょ」と読みます。

「秩序」は「物事の正しい順序、筋道」という意味です。

「安寧秩序」は、国家や社会などが平穏で、乱れていないこと。

平和で不安がない、秩序が守られた状態であることを指す言葉です。

「安寧秩序を保つ」「安寧秩序を守る」、また「安寧秩序を乱す」などの使い方ができます。

四字熟語ですのでインパクトもあり、スピーチなどでも使えます。

【例文】

  1. 世の中の安寧秩序を守るため活動する組織。
  2. この国は安寧秩序が保たれている。
  3. 憲法改正により、安寧秩序が乱されるのではないかと不安を覚える。

「安寧」の類義語

「安寧」の類義語には次のようなものがあります。

  • 平安(心や社会が穏やかであること)
  • 安泰(無事で安らかなこと)
  • 安穏(何事もなく穏やかなこと)
  • 平和(戦争や暴力で社会が乱れていない状態のこと)
  • 平穏(変わったことも起こらず穏やかなさま)
  • 泰平(世の中がよく治って平和なこと)

「安寧」の対義語

「安寧」の対義語には次のようなものがあります。

  • 危急(危険な事態がすぐ近くに迫っていること)
  • 危機(不安定で危険な状況)
  • 危難(命に関わるような災難)
  • 脅威(力で脅かされて恐ろしく感じること)

まとめ

「安寧」は、世の中が穏やかで安定しているという意味でしたね。

穏やかで平和、危険がない、とてもいい意味の言葉ですね。

世の中が平和でありますようにと祈願する意味を込めて使うことができる言葉です。

ぜひ使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。